“visiter”や”guest”や”spectator”などはどれも
『客』
という意味を持ちますが、
具体的な場面に即して
しっかりと使い分けなければいけません。
今回は、前回お話しした『料金』の話に続いて、
『お客さん』を英語で表したときの単語の使い分け方
についてお話ししていこうと思います。
目次
訪問者/観光客→visiter
訪問者・観光客→“visiter”
仕事や観光が目的の「訪問者」や「観光者」は“visiter”を使うことになっています。
以下の例文は仕事関係の「訪問者」が
あなたの家に訪ねてきたと想像していただければ理解しやすいと思います。
【例文】
There was avisitor here to see you today.
(今日ここへあなたを訪ねてきた人がいます。)
また、「訪問者」や「観光客」以外で、ホテルの「宿泊客」を指す場合もあります。
招待された客→guest
招待客→“guest”
招待された客、もてなしを受ける客
などは“guest”を使います。
また、”visiter”と同様に、ホテルの宿泊客を”guest”という場合もありますので注意しましょう。
【例文】
There were about 200 guests asleep in the hotel.
(そのホテルには訳200名の客が眠っていた。)
“visiter”と”guest”は重なり合う意味があって、少しわかりにくいかもしれません。
この場合は、ある程度まで記憶した後に、具体的な場面に即してマスターしていくことをお勧めします。
買い物に来た客・常連客→customer
買い物客・常連客→“customer”
“customer”は
品物を買いに来た客、常連客、お得意様
の意味を持ちます。
これも”guest”と”customer”を比較して頂いたらわかる通り、ニュアンスが結構似ているので区別するのがなかなか難しいです。
この場合は、
「帰りに買い物袋を膨らませて帰るかどうか」
というイメージを持って考えてみてください。
比較的簡単に理解できると思います。
買い物袋をいっぱいにして帰る客⇨“customer”、
手ぶらで帰る客⇨“guest”
上記のようにイメージしたら分かりやすいです。
【例文】
The new supermarket has taken away half of my customers.
(新しいスーパーにお客を半分取られてしまった。)
上の例文はスーパーに買い物に来たお客さんについての文なので、もちろん”customer”が使われています。
見物人・スポーツの試合などの観衆→spectator
スポーツなどの観衆・見物人
→“spectator”
見物人やスポーツの試合などの観衆
には“spectator”を使うのが常識です。
【例文】
The people who watch a sporting event without taking part are called spectators.
(参加することなしにスポーツのイベントを見ている人は、見物人と呼ばれる)
上の例文では、
「参加せずに見ているだけの人」
と言っているのだから、
「見物人」に該当する“spectator”を使用します。
依頼人・取引先→client
依頼人・取引先→“client”
“client”は基本的に弁護士やカウンセラーなどの「依頼人」や、企業の「取引先」に対して言われることが多いです。
以下の例文では、
政治家という依頼人に対しての説明がなされていることがわかります。
【例文】
His client list includes many famous politicians.
(彼の顧客(依頼人)リストには多くの有名な政治家がいる。)
基本的には
“client”は専門的な職業の依頼人に対して使われると思っておけば問題ないでしょう。
乗客→passenger
乗客→“passenger”
飛行機や電車、
船などの乗り物に対する乗客には
“passenger”が使われます。
【例文】
Passengers going to A line, please change train at Liverpool.
(A線をご利用のお客様はリバプールでお乗り換え下さい)
基本的には、乗り物系の客は全て
“passennger”で表すことができますが、
潜水艦などの乗組員はcrewで表現することがあります。注意してください。
演劇やコンサートの観衆・聴衆→audience
演劇・コンサートの観衆、聴衆
→“audience”
演劇やコンサートなどの
「観衆や聴衆」は“audience”
を使うことになっています。
以下の例文では、
コンサートホールにいる聴衆は、ほんの少ししかいないということを想像していただくことで理解も容易になると思います。
【例文】
There was just a small audience.
(聴衆は少ししかいなかった。)
よく、“spectator”と”audience”を
混同してしまいがちになってしまいますが、
“spectator”は「見ること」、”audience”は「聴くこと」を重視した客だということを認識していただければ、理解が早いです。
まとめ
以上が今回お伝えしたかった「お客さん」の使い分け方でした。
意味やニュアンスが重なり合う部分も多いですが、これを参考にある程度まで記憶してみてください。
本記事によって徐々に理解を深めていただければ幸いです。
また、このような英語フレーズを使いこなすためには、普段から英会話を使いこなしていく必要があります。
英語でネイティブの人たちとコミュニケーションをするためには発音が重要です。
発音の理解なしには
ネイティブの英語は聞き取れませんし、話すこともできません。
その辺もぜひ頭に入れていただければと思います。
それでは最後まで
読んで頂きありがとうございました。
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