【書評】難しいことは分かりませんが英語が話せる方法を教えてくださいの感想

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アマゾンランキングでベストセラーとして上位表示されていたのでほしい物リストに保管していたら友達が所有していたので借りて読んでみました。本当にありがとう!

 

実際に面白い本だったので、自分の脳内整理と一緒に書評としてまとめました。

 

重要ポイントは下記の文です。

 

『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』より引用:

英語を話せるようになるためには、実際にイングリッシュスピーカーと話をする必要がある

 

とのことです!

 

どういう本なのか?

まずは、この本の構成や良さについて解説していきます。

 

対話形式で書かれている

1つ目は、対話形式で書かれていて読みやすいという点です。

 

本文の全てが「」で会話で書かれているので難しい言葉もほとんど出てこないですし、スラスラと読みこなせます。

 

「英語どころか日本語すら苦手!」という方でも問題なく読めると思うので、そもそも言語が苦手な人にこそ読んでもらいたいです。

 

ストーリー形式で読めるので、英会話をどう勉強していけばいいのかのイメージがつきやすいですし、実践にも移しやすい本です。

 

最後の部分にまとめが書いてあって理解しやすい

 

この本は1つ1つのパートの最後に重要な要素がまとめてられているので、凄く理解しやすいです。

 

基本的に本っていうのは一度読んだだけでは99%忘れてしまいます。

 

しかし、一度読んで忘れてしまってもこの本であれば、まとめ部分を読み返すだけでも十分に復習できるのです。

 

その分ほかの本よりも習得速度が速いため、無駄に本を読むという時間を費やさなくて済みます。

 

勉強法の本を読んでも実際に行動に移していかないといつまでたっても実力が伸びないですからね。

 

何か本を買って情報収集するときは、いかにその知識を早く身につけ実践していくかが早くスキルアップさせるコツだと思います。

 

英会話実践のプロセスが詳細に書かれている

 

そして3つ目なんですが、英会話を勉強する時の考え方から話せるようになるまでのプロセスが詳細に書かれている点が凄く良いなと思いました。

 

『考え方編』→『ペラペラ入門編』→『ペラペラ初級編』→『ペラペラ実践編』→『ペラペラビジネス編』

 

こういう流れで段階的に書かれていると、自分の今の立ち位置が分かりますし具体的な対策方法も練りやすいです。

 

特に最初は考え方編でマインドをしっかり持ち、努力の方向性を固めてから具体的に実践していくという構成の仕方は素晴らしいと思います。

 

努力の方向性がしっかりしていないとどれだけ英語を頑張っても英語力がつかないなんてことになりますから。

 

努力の方向性が固まったらあとはそのレールに向かって突き進むだけなので、見えてるレールから足を踏み外さなければ、勉強するだけで自然と会話力も伸びてくるはずです。

 

すぐに使えるフレーズが盛りだくさん

本の中には初心者でもすぐに使えそうなフレーズも含まれていて、これだけ覚えているだけでも外国人とのコミュニケーションに抵抗がなくなるんじゃないかってぐらい良質なフレーズをまとめてくれています。

 

例えば、本題に入る前に付け加える枕詞「I have a problem with~.」や「I’m sorry, but~.」などや、とっさに口から出るようにしたいフレーズのパターンなどを分かりやすく具体的に教えてくれいるので英会話を学ぼうとする人は必見でしょう。

 

これらが頭に入っていれば、海外旅行でもさほど苦労することもなくなるんじゃないかと思っていますので、英会話の学び方を勉強しながらフレーズも一緒に覚えていくと英会話の学びに深みが増します。

 

この本の口コミ・レビュー

では実際に購入して読んでみた他の人たちの口コミ・レビューはどうなのでしょうか?

 

良い口コミと悪い口コミを載せておいたので参考にしてみてください。

 

【良かったレビュー】

・レビュー①

私がスティーブ氏を知ったのは’99年にNHKで放送していたTV番組です。

当時小学生だった私の中で特に印象に残っていたのが、何かの許可を求めるときに使える『May I?』のフレーズでした。

カッコイイ外人さんが流暢な日本語でハキハキと「これで伝わります!」と力説していたのと、小学生でも覚えられる短いフレーズかつ実践しやすかったのが覚えていた要因だと思います。

たまたまスティーブ氏の名前をこの本で見つけ、懐かしいな~と思いながら購入。

対話形式で読みやすかったのでサラサラと読み進めていくと『May I?』があり驚きました。

20年近く前に教わった内容と一貫して同じことが書かれています。

この約20年間の氏の活躍を後から調べましたが、国内外で色々活躍されていたようです。

このキャリアで指導方針がブレてないというのは指導内容が間違っていないと主張しているようで、教わる側にとって非常に心強いものでした。

「小難しい言い回しを考えて結局話せずじまいじゃ何も得られない。

簡単なフレーズでもどんどん使って英語でのコミュニケーションに慣れていくことが大事。」という氏の信念的なものが全編的に散りばめられており、「よし、頑張ってみるか!」という気にさせてくれる本でした。

 

・レビュー②

参考になった部分

・日本で教える英語はパズルを解くだけ
・英語を話す人口の8割がノンネイティブ
・TOEICは650点以上は無駄
・海外ドラマを見て勉強する
・会話を遮って質問する方が信頼される

・Would you~で~をお願いします
・May I~でよろしいですか
・May I have+欲しいもの、呼んでほしい人
・I’d like~で~していただきたい
・~,right、Is that ok? で確認
・たくさんはa lot of、見るはsee

私はTOEIC300点以下の英語力で、1ヵ月海外に行く機会があったので購入しました。

結論から言うとメチャクチャ役に立ちました。

この本ではとにかく伝えることが大事ということで、簡単な文+ジェスチャーの伝え方などが書いてあります。

私のように英語が全く出来ないけど外人と会話したいという人は是非お勧めです。

 

・レビュー③

英語を本当に話せるようになるにはどうすれば良いかが凝縮された本です。

釣り竿表現や連続文章など新鮮な英語学習法が書かれてあります。

今まで大学受験やTOEICの勉強をしても英語が話せるようになる訳ではなく、日本型の英語学習法に違和感を感じていました。

その違和感がこの本を読んで解消されました。

TOIECで高得点を取るよりも、オンライン英会話とスピーキングテストで実践を積むことが生きた英語に結び付くのだそうです。

これからはTOEICではなくスピーキングテストが英語運用能力を図る指標になる、そんなことを感じさせてくれる本でした。

 

【悪かったレビュー】

・レビュー④

ソレイシィ先生のおっしゃっている事は正しいです。

ですが、抜けているところがあります。

やはり、最低限の基本が必要だと思います。

たぶん、中高で習った事が基礎にあることを前提での話なのかな?って思います。

超ビギナーの人が英会話学校とかに来て外国人と話をしていても、英語力が伸びないです。

そういうのを沢山見てきているので、ビギナーの人にはこのやり方はお勧めしません。

それに、基礎力がないのに英会話に飛び込んだら、外国人の先生と話す事直ぐになくなってしまいます(笑)私としてはTOEIC600点以上採れるようになってからの方が良いと思います。

英語のHOW TO BOOKは、読む人の実力に個人差があるので、どのように自分に適用するかが難しいですね。

とても気になったこと。

Where are you from? は失礼にあたると書いてありましたが、私はそんなことはないと思います。

これはソレイシィ先生の個人的な感情がすごく入っていると思います。

日本に長い事住んでいるのに、よそ者扱いに感じるのかもしれませんが、日本人から見たら、どこの国の人か分からないし、分かったらそこから会話が弾むこともあるので、これは仕方がない事だと思います。

私も外国に行けば「Chainiese?」って聞かれますし。私自身はしょうがない事だと思います。

 

・レビュー⑤

この本は、いっていることは間違っていないが、これだけでは足りない。

オンライン英会話とスピーキングテストを推奨しています。

私も外国にいますがオンライン英会話を続けています。

これは正しいと思います。

欠けているのは 話し出すことを強調するあまり努力をすることを説明していない。

正しい方向で努力はやはり必要です。

引用:難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください! Kindle版

出典URL:https://amzn.to/2PkcLqj

 

レビュー④に関しては、ある程度基礎力がないといきなり英会話を始めてもちょっと難しいと言っています。

 

レビュー⑤についても言っていることはレビュー④と同じで、英語の土台を作る努力をしていくことも重要だということです。

 

例えば語彙力が少なければ、その分話せる範囲も狭まってきますし英語を聞き取るのも苦労します。

 

タカツ
知識があれば表現の幅も広がるということだね。

 

とは言っても海外旅行をするときや仕事で使う英会話フレーズは結構パターン化されているので、

「海外旅行を楽しめたらいい」

「そこまで英語に完璧性を求めていない」

という方は、そこまで英語の知識面を問題視することもないでしょう。

 

逆に本格的に英語を極めていきたいという方は、英会話を教えてもらいながら同時に自分でも英語を勉強する努力をしていくことが大事なのかなと思います。

僕自身気になった点・感想

最後に1つ僕自身が気になった所をいうと、この本では発音よりも英会話を優先で学んだ方がいいと言いました。

 

ですが、僕はその逆を考えています。

 

英会話の前に発音を押さえた方が実力が伸びると思っています。

 

最初に発音の勉強をした方が、間違いなく相手の発言が聞き取りやすいからです。

 

1つ考えてみてほしいのですが、日本に来た外国人が次のように日本語を言ったらあなたは理解できるでしょうか?

 

「今日は、ああのいです」

タカツ
さっぱり意味分からん…

 

ですが、これが、

「今日は、母の日です」

ならわかりますよね。

 

これは、日本語の「は」行を発音できないフランス語を母語とする人たちがちゃんと日本語の発音を習わないで日本語を話すとこのような感じになるという例です。

 

同様に、英語には日本語の音だけでは発音できない音がたくさんります。

 

日本語の「は行」が発音できないだけでの日本語会話の混乱ぶりを想像するだけでも、いくつも知らない英語の音がある私たちがいくら内容のある英語を話していたとしても、どれだけ相手に通じないかが分かると思います。

 

なので、英会話をやるときは英会話の訓練と同時に(もしくは英会話をやる前に)発音の勉強からしていくことをオススメします。

 

具体的な発音練習方法は以下の記事を参考にしてみるとわかりやすいでしょう。

 

僕も最初は発音の勉強から始めてそのあとに英会話を学び始めました。

 

そのおかげで、英語を聞き取ることが簡単にできるようになりましたのでその分英会話の上達も早かったです。

 

当時僕が使っていた英会話素材に関しては下記の動画がとても有効です。

 

以下の
「ニック式英会話:この英語、聞き取れるかな?」
という動画では、実際の会話のシーンから音声変化のルールを深く学ぶというコンセプトで作られております。

 

下記動画にて、音の微妙な変化を習得することができるので、この際にぜひ視聴しておきましょう。


色々と英会話教材を買う人って結構いるんですが、英会話教材自体は基本的にこれ1つで大丈夫です。

 

これを併用してオンライン英会話をやってみるのが一番ベストな選択なのかなと思うので、まずは発音を第一優先にして英語学習に取り組んでいただければと思います。

 

それでは今日はそんな感じです。

 

英会話の学習法を深く知りたいという方が是非今回の本を読んでみてくださいね。

以上です!終わり。

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僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
  1年でTOEICスコアを420点から955点
伸ばすことができました。

 

とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。

 

もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。

 

海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。

 

英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。

 

しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、

今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。

 

なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。

 

だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。

 

その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。

 

そして、そういう人が少しでも増えれば、

 

一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、

世界はもっと良くなると本気で思っています。

 

そういった理念から、
僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
その方法論を1つの書籍にまとめてみました。

 

科学的根拠のある
学術観点から考察して解説していますので
誰にでも当てはまる
普遍的な内容だと思います。

 

もし興味があればぜひ読んでみてください。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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