どうも、タカツです。
最近の語学学習ってもうほとんどがスマホでの学習になってきてるんですよね。
もうほんと、スマホがあれば教材なんかマジでいらんわ!
って状態になってきてるので世の中本当に便利な時代だと思います。
というわけで今回は僕が愛用している、英単語暗記アプリ『Anki』について解説していこうと思います。
暗記するためのアプリは色々ありますが、中でも『Anki』っていう名前通りのアプリが最強だと思ったのでみなさんにも共有しますね。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
TOEIC受験生はとにかくAnkiを使えって言いたい理由
はっきり言って、他のアプリとはもう話になりませんね。
(営業妨害になりそうなので名称までは言いませんが、、)
特にTOEICで高得点を狙いたい人にはぜひ使って欲しいアプリです。
僕なんて今までTOEICで散々苦労させられてきましたけど、このアプリがあればもはやTOEICなんて無敵でしたね。(それは言い過ぎか・・・)
まあとにかくです!
使うか使わないかによっては、英単語の記憶率は一気に変わってくると思います。TOEIC受験生にはぜひ活用してもらいたいです。
瞬間英作文などを使った例文暗記にも非常に相性が良いアプリなので、基礎的な英会話文を頭に叩き込みたい人にも凄くお勧めします。
以下、Ankiを使って欲しい理由をザッとまとめてみました。
画像貼り付け+音声録音が可能
1つ目は、画像貼り付け機能と音声録音機能があるという点です。
画像貼り付け機能に関しては、英語学習においてはあまり必要ないかもしれませんが、社会や理科などには結構使えそうです。
この2つの機能によって視覚と聴覚に刺激を与えて暗記ができるので、記憶率も数倍は上がりますし、スマホだけで完結するから単語を覚える労力も一気に減少します。
特に英語の場合は聴覚を使った勉強をしないと、知っている単語であっても話されると認識できなくなってしまうので音声学習は必須ですね。
間隔反復システムで暗記の質をあげる
これが超超超肝です。
Ankiには間隔をあけて反復してくれるシステムがあって、自動で復習の管理を行ってくれます。
これによって付箋やマーカー、赤シートなどは一切不要で効率的に暗記ができるため、
最初の設定さえ終わらせてしまえばあとは仕組みが勝手に働いて、効率のいいタイミングで英単語を覚えられるようになるのです。
またAnkiにはさらにすごいシステムがあって、覚えきれなかった単語を自動で選別してくれて記憶に定着しなかった部分だけを集中的に覚えることができます。
このシステムを使いながらスマホだけで隙間時間を用いて単語を勉強することができるのです。
普通に英単語を勉強している人よりも圧倒的な速さでTOEICスコアを伸ばせそう!っていうのは想像できると思います。
英単語以外でフレーズ暗記などにも利用可能
3つ目は、英単語以外でフレーズ暗記などにも利用可能だということです。
まあこれはTOEIC受験生に限らず英会話をマスターしたい!、と思っている初心者の方にも当てはまることで、英会話で使えそうなフレーズをこのAnkiアプリにストックして覚えて行くと、かなりのフレーズが知識として身につきます。
おかげで英会話の基礎的なフレーズは全て暗記することができたので、そこそこ英会話が話せるようになって海外に行くことにも抵抗がなくなりました。
同期機能がついている
最後は同期機能がついているという点です。
Ankiアプリには同期機能がついていて、PCからスマホ(もしくはスマホからPC)に情報を共有することができます。
僕はこの同期機能があったからこそAnkiアプリを使うようになりました。
スマホで文字を入力するのってあんまり得意じゃないんですよね。
英単語をAnkiに保存するのにスマホを使うのが面倒すぎたので、Mac経由で英単語をスマホに保存してました。
Macだとキーボードによる入力になりますし、僕は手書きよりもキーボートの方が早く入力することができるので非常に時間対効果が良かったと思ってます。
まあでもスマホ入力が得意な人もいますから、その辺はあなた次第ですね。
Ankiを賢く使って英単語をコスパよく覚えよう!
先ほどAnkiアプリには間隔反復システムがあると言いましたが、これを正しく使いこなせるかどうかが効率的に英単語を覚えるコツだと思います。
とは言ってもあくまでも個人的な意見なので、自分には当てはまらないなと思ったらあなた独自の方法でも構いません。
エビングハウスの忘却曲線に則る
僕は基本、科学的に覚えていきたいタイプなのでエビングハウスの忘却曲線という方法を用いて時間間隔を設定しています。
エビングハウスの忘却曲線というのは以下のような曲線のことです。
この曲線が示している内容をざっくり説明すると、
・20分後:覚えた内容の42%を忘れる
・1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
・1日後:覚えた内容の74%を
・1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
・1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる
と言われています。
要するに、これに基づいて効率的に覚えていこうというわけです。
(やり方に関してはAnkiアプリ使い方事例で説明しています。)
科学的根拠があれば安心して勉強が進められるので、英単語を覚えて行くときは質を上げて賢く覚えて行きましょう。
英単語アプリのデメリット
とは言っても、Ankiアプリやその他の英単語アプリにはデメリットもあると思っています。
これも個人的な意見ですが、一度参考にしてみてください。
使い慣れるまでに時間がかかる
やっぱりいくら有能なアプリだったとしても、自分の中に落とし込んで使いこなすには時間がかかります。
こういうのは使いこなしてこそ成果を発揮してくれるので、慣れるまでは徹底的にネットなどで研究してみることが大事です。
逆に慣れてしまえば、効率の良さも圧倒的なので助走して遠くに羽ばたきたい人は頑張って使ってみてください。
タイピングが遅い人には向かないかも…
また、スマホで打ち込む速度やPCのタイピング速度が遅いと、英単語を全てankiに保存するのに時間がかかってしまいます。
これはタイピングが嫌いな人には結構致命的かもしれませんね。
僕はとりあえず知っている単語と知らない単語を明確化させるために、単語帳に載ってて知っている英単語全てにマーカーを引きました。
知っている単語にマーカーを引けばマーカーを引いていない部分が知らない単語だとわかるので、マーカーを引いていない単語のみをanki学習アプリに保存していきました。
知らない単語が多ければ多いほど保存するのに時間がかかるので、日頃から知らない単語を保存していくかスマホやPCのタイピング速度を早くする練習をしておく必要があります。
PCに関しては、
「美佳タイプ」「皿打」「寿司打」「Typist」
などタイピング速度を早めるソフトがあるので詳しくはネットで調べてみてください。
ちなみに僕はMacだったのでTypistでタイピング速度を上げていました。
Ankiアプリの使い方事例
最後にAnkiアプリの使い方を解説します。
まずは解説を見て全体像を把握してから使ってみるとやりやすいと思うのでぜひ参考にしてみてください。
英単語を入力
最初は特に気にせずに英単語をひたすら入力して保存しましょう。
アプリを開いたら追加ボタンを押してデッキ項目から新しいデッキを作ります。
デッキが作れたらひたすら単語を入れて行きましょう。
Frontに問題、Backに解答・解説を入力し、入力ができたら追加を押して保存します。
※写真では「示す」と日本語訳しか書いていませんが、英英辞典などで英訳も入れておくことをオススメします。
理由は以下の関連記事を読んで見てください。
もし途中で誤って追加を押してしまったら、履歴から訂正することができます。
オプションの設定
全ての英単語をAnkiに保存できたら今度はメインメニューに戻って、オプションを開いて時間間隔を設定して行きます。
まずは『新規カード』を設定していきましょう。
僕は次のように設定しました。
エビングハウスの忘却曲線を考えると
20分後の復習と、4日後の復習がベストなタイミング
かなと思ったのでこのようにしています。
カードの枚数は50枚にしましたが、これはあなたの好みで大丈夫です。
次に『復習』タブの設定です。
ここでは最初、復習間隔の上限が100年になっていますが、これを90日に設定しました。
エビングハウスの忘却曲線では1ヶ月後には79%が忘れると書いてありますが、実は人間の記憶は90%以上忘れた段階で復習するのがもっとも効率的だということが、最近の研究では言われています。
なのでさらに時間を開けて間隔の上限を90日にしました。
またこの時、カード出題枚数も200枚に増やしています。
そして次に、『忘却』タブの設定ですね。
忘却ダブでは
「無駄なカード」に関する設定を操作していきました。
「無駄なカード」というのは定着困難なカードのことで、何度やっても覚えられなければ、一旦そのカードは保留にして隠すことで残りのカードを集中的に記憶していく機能のことです。
しかし、無駄なカードだと判定する忘却回数が少なければそのぶん無駄なカードだらけになってしいます。
なので僕は、8回から20回へと忘却回数を増やしました。
無駄なカードへの処置に関しては「カードを保留」と「タグをつけるだけ」の2パターンがあるのですが、
どうやっても覚えられない単語は一旦完全に忘れて想起させる訓練が大事だと思ったので、カードを保留にしてあえて90%以上忘却させるようにしています。
忘却の設定が終われば最後に『一般』タブの設定です。
一般タブでは初めは解答タイマーを表示するという欄にチェックマークが付いていないので、チェックをつけるようにしましょう。
理由は、制限時間があるほど集中力とモチベーションが上がるからです。
これは別の記事でも言っているのですが、制限時間をつけながら勉強をしていくことで「締め切り効果」という心理効果が発動し、かなり集中して学習に取り組むことができるようになります。(ただし、制限時間が表示されるのはPCのみです)
詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみると理解が深まるはずです。
解答時間の最大値は30秒に設定しました。
次の『説明』タブはただの説明表示機能なので、特に触る必要はありません。
実際に使って見る
オプション設定ができたら実際に使って行きましょう。
やり方はすごく簡単で、メインメニューから英単語のデッキを開いて覚えていくだけです。
覚えていなかった単語はもう一回復習するために「もう一度(Again)」のボタンを選択し、まあ覚えているだろうという単語は「普通(Good)」のボタンを選択し、即答できる単語は「簡単(Easy)」を選択すれば、効率的に暗記することができるようになります。
だいたい僕が設定したのはこんな感じですね。
完璧に真似する必要はありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
ってわけで今回はAnkiアプリに関する解説でした!
もしAnkiアプリ使いたい!って方がいれば、下にリンク貼っておきますので使ってみてくださいね。
(※iPhone版は有料です。僕もiPhoneだったのでお金かかりました。ですがそれ以上の価値は間違いなくあります。)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
1年でTOEICスコアを420点から955点に
伸ばすことができました。
とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。
もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。
海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。
英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。
しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、
今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。
なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。
だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。
その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
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そして、そういう人が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、
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僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
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科学的根拠のある
学術観点から考察して解説していますので
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もし興味があればぜひ読んでみてください。
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