リスニングの内容が頭に残らない真の原因とは?

こんにちは、タカツです。

 

今回もブログの読者さんから質問を頂いているので、それについて回答していこうと思います。

 

今回の質問は以下の通りでした。

 

====<質問者さん>====

タカツさん、はじめまして。
都内の大学に通っているMと申します。

 

実は、今リスニングについて少し悩んでいることがあるのですが、それについて何かアドバイスをもらえると嬉しいです。

 

私自身のリスニング力は、TOEICだと約350点前後ぐらいで、全く英語が聞き取れないというわけではありません。

 

英語の音声はある程度聞き取ることができるのですが、リスニングで聞き取った内容をよく忘れてしまいます。

 

なんどもなんどもTOEIC対策本でリスニング練習をしているつもりではいるのですが、どうしても聞き取った内容が頭に残りません。

 

何か具体的な対策方法などがあれば、教えてください!

 

よろしくお願いします!

==============

 

このように悩んでいる方、結構多いと思います。

 

僕自身も聞き取った英語の内容が全然頭に入らない時期がありました。

 

ネイティブスピーカーの話す英語は結構早かったりするので、一発で理解するのにかなり苦労しました。

 

しかし実は、リスニングの内容を記憶に保持させる訓練法があるのです。

 

それを知るまでは、どれだけリスニングをしてもあまり実力は伸びなかったのですが、の訓練法を取り入れることで一気に記憶保持力が高まりました。

 

今回は、リスニングの内容を維持でも頭に残らせる『記憶保持訓練法』について解説していこうと思います。

 

タカツ
Mさんありがとうございます!

 

なぜ普段リスニング学習をしても内容が頭に残らないのか?

まずは本題に入る前に、

なぜ普通のリスニング練習だと内容が記憶に残らないのかについて喋っていこうと思います。

 

それは、簡単に言ってしまうと、

『脳内に浴びる情報が多すぎる』

からです。

 

一気に膨大な量の内容を母国とは違う言語で話されると、違和感がありすぎて脳の情報処理が追いつきません。

 

いきなり浴びる情報量を多くすると脳がパンクして、新しい情報を理解しようとしなくなります。

 

リスニング練習をするときは一定の情報に絞って、リスニングをしていかなければいけないのです。

 

だからまずは一定の情報量に絞ります。

そしてそこから徐々に内容を多くしていって、情報処理のキャパシティを増やしていくという戦法が正しい勉強の態度だと思います。

 

これからその勉強法について紹介していきます。

 

この勉強法をある程度実践してもらうことで、長い音声を聞いても最初の内容をはっきりと覚えられるようになるでしょう。

 

記憶力に悩んでいる方はぜひ取り入れてみてください。

 

逆にこれを実践していないと、簡単な英文を言われてもすぐに忘れてしまって話がついていけなくなります。

 

リスニングの理解に悩んでいる方はぜひ試してみるといいでしょう。

 

そしてこれは英語だけの話だけではなく、日本語でも同じことが言えます。

 

長い小説や評論文を読んでいる時にも、最初の話を忘れてしまうなんてことは良くあることです。

 

僕は英語も国語も昔は苦手でしたから、相手の言っていることをすぐに忘れてしまうことが良くありました。

 

長い文章を読んでいる時に、最初の内容の記憶が途切れてしまったりなんてことも日常的にありました

 

しかし、とある方法を知ってから、僕は日本語でも英語でも、たとえ長い内容を話されたとしてもしっかりと頭に残るようになりました。

 

今回はリスニングの話がメインですが、もちろんリーディングや日本語でも使えることなので、これから話すことをぜひ実践してみてください。

 

タカツ
英語の理解力を高める王道の勉強法です。

 

リスニングの内容を頭に残す記憶術

それでは具体的に、リスニングの理解力を高める訓練法についてみていきましょう。

 

ただし、

これは『発音力』や『ある程度の理解力』がある人向けの学習法ですので、注意してください。

 

「そもそも全くリスニングなんてできません!」

 

という人は、まずは以下の記事を参考にして頂けると挫折しないで勉強を進められます。

 

 

というわけで、ここから先は一定の基礎力がある前提で話していきますね。

 

僕がリスニング理解力を高める訓練としてオススメしているのは、

 

リテンション(記憶保持力)

 

という勉強法です。

 

これは他の記事でもちょこっと触れたかもしれませんが、詳しく書いていなかったと思うので、具体的に書き記していこうと思います。

 

まずリテンションというのは何なのかというと、『保持』という意味です。

 

つまり、英語の記憶を保持するための訓練というわけで、一部では結構取り入れられたりしています。

 

具体的にはリスニングで聞いた音声や読んだ文を、短いものから長いものへと徐々に広げていき、記憶の保持力を上げていきます。

 

例えば、下記のように徐々に英文を伸ばしていき、英文の内容を右から左へと理解していくやり方です。

 

【具体例】

It was difficult to do that.

It was difficult for most of them to do that.

It was extremely difficult for most of them to do that.

It was extremely difficult for most of them to do such a thing.

It was extremely difficult for most of them to do such a thing with her.

It was extremely difficult for most of them to do such a thing with her at that point.

It was extremely difficult for most of them to do such a thing with her at that point when it was raining.

 

こんな感じで、徐々に文を長くしていって記憶の情報量を増やしていき、記憶のキャパシティを上げていきます。

 

これは、『音読パッケージ』という参考書でも取り入れられている学習法で、非常に優れた勉強法です。

 

これをやることで長い内容でも頭に残るよう脳が鍛えられるので、リスニングや速読、英会話などでも非常に役立ちます。

 

リテンションのオススメ勉強法

リテンションを鍛える時、特に視覚と聴覚を意識することになるでしょう。

 

なので、基本的にはリスニングかリーディングを通してリテンション能力を鍛えていけば良いわけです。

 

リスニング力を伸ばしたいという人は、先ほど紹介した『音速パッケージ』をお勧めします。

 

またリテンションというのは自分で文章を作ったり、あらかじめ用意された文を使って練習したりすることも可能なので、工夫して勉強してみると良いと思います。

 

 

まとめ:記憶保持にはリテンションがオススメ

というわけで、リスニングの内容が頭に残らない原因はリテンションの能力が低いということです。

 

なので、理解力を高めるためにはリテンション力を上げる訓練をすれば良いのですが、これは簡単なように見えて意外と効果が高いやり方です。

 

今までたくさん英語を聞き取れない日本人を見てきましたし、僕もそうでした。

 

うまく話せない原因の1つとして、

「聞き取った英語をうまく情報処理できない」

というものがあるということをぜひ知っておいてください。

 

そして、英語情報処理能力を向上させるためには、『英語だけの記憶保持』の練習は非常に有効です。

 

英語の記憶力が著しく低いなと思う人は、是非一度試してみてください。

 

それでは今回の話は以上です。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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2 件のコメント

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