タカツです。
先日読者から以下のような質問が来ました。
なるほど。
そういえばこのブログでは、あまり英語ノートの作り方について喋っていませんでした。
この機会に僕の独学英語ノートを紹介しようと思います。
もちろんあくまで一例なので、参考になった部分だけを取り入れて頂ければ幸いです。
目次
正しくノートを活用すれば勉強効率は上がる
「そもそも英語ノートを作る自体に意味があるのか?」
と疑問に思っている人もいるかもしれません。
そこで僕の意見を言わせてもらうと
『それは使い方による』
という感じです。
例えば、
・参考書や問題集に直接書き込みが難しい時にノートを使う
・まとめる目的ではなくて、直接ペンを動かして記憶する目的でノートを使う
というような使い方は、正しくノートが使えていると思います。
やはり書き込みスペースがない参考書に無理やり書き込んでも、参考書が汚くなってモチベーションが下がりますし、ペンを動かしてノートにどんどん英語を書き込んでいった方が定着率もアップします。
これはもちろん一例ですが、もしノートの使い方に疑問が湧いているのであれば上記の2点を確認してみてください。
間違った勉強をしている人が多い
正しいノートの使い方があるということは、もちろん間違ったノートの使い方もあります。
そして、個人的には多くの日本人は英語ノートの取り方を間違えている人が多いです。
なぜそう言えるのかというと、それは日本教育に問題があるからなのですが、例えば次のノート活用法を実践していませんか?
間違ったノートの活用法
僕が個人的にダメだと思っているノート活用術は以下の2点です。
①英語と一緒に日本語をまとめている
②単語集や熟語集を作っている
英語と一緒に日本語をまとめている
まず1つ目に関してなのですが、英語と一緒に日本語をまとめることは良くないです。
これは僕の読者であればもうお分かりなんじゃないかと思うのですが、
英語と日本語とでは
意味の幅に差が生じます。
つまり日本語で書かれていることと英語で書かれていることとでは意味にズレがあるということなので、英語の訳を参照して勉強する行為は英語学習ではないのです。
詳しくは以下の記事を見て頂けると、英語と日本語に意味の違いについて理解が深まると思います。
単語集や熟語集を作っている
そして次に2つ目ですが、単語集や熟語集を作ることも良くない例です。
よく学生さんで
『単語まとめノート』
を作っている人がいるのですが、
正直、まとめノートなんかを作ってもなんの意味もないと思っています。
なぜかというと、まとめノートを作っている時間はただまとめているだけの時間であって、英語を勉強しているわけではないからです。
なので、分からない単語を片っ端からまとめようとするのは膨大な時間を無駄にすることに繋がるので決してやらないようにしてください。
単語をまとめたところで見返しても
「全然頭に入ってないや…」
という現実に気づくだけですのですぐに挫折してしまいます。
僕が実践してきた独学英語ノート①
ここまで読んで頂けたらある程度は英語ノートの取り方について理解してもらえたと思いますが、文字ばかりだとまだいまいちパッとしないと思います。
なので、ここからは僕が実践してきた英語ノートの体験談を写真付きで記していこうと思います。
英語と発音記号を一緒に書く
僕は英語の発音を覚える過程で英語とその英語の発音記号を書いていました。
英語の発音を覚えるためには、実際に発音記号の音を覚えていくことが一番です。
なので、分からない単語の発音があれば単語と一緒にセットで覚えるようにしています。
頭に発音記号の音が入っていれば発音記号を書くだけでも正しい発音を頭の中で介在させることができるので、発音記号を書いて覚えるのはすごくおすすめです。
発音記号を書く時のポイントとしては、発音しにくい音があればその発音記号にマーカーを引くということです。
発音が難しい部分にマーカーを引くことで、マーカーの部分によく意識が行き届くようになるので、無駄な意識を分散せずに効率よく発音を勉強することができると思っています。
気になった用語は英英辞典を使って英語で記しておく
次に2つ目は、
『気になった用語は英英辞典を使って英語で記す』
ということをしていました。
和訳学習は英語教育上良くないので、代わりに英英辞典を使って意味を調べています。
そしてこれはまとめるためにノートに記しているのではなくて、英語を覚えるためにノートに記しています。
読んでも頭に入らない場合は、実際に手を動かして覚えるようにしていました。
リーディングをしている時に分からない単語があれば、よくこの手法で単語を覚えていたりしますが、なかなか効果がある勉強法です。
そして、
通学の移動時間などでパラパラノートをめくって、今週調べた部分を見返してみるだけでも記憶として定着するのでお勧めしています。
ちなみに英英辞典は簡単な英語を知っていれば誰でも読むことができるので、そこまで難しい辞書だと捉えなくて大丈夫です。
調べている途中で分からない単語や文法が出てきたらさらに調べる
ただ、もしも英英辞典で調べて分からない単語があれば、さらにその単語を英英辞典で調べていきます。
こうやって深掘りしてどんどん意味を追求していくことで、ネイティブの感覚を養うことができます。
ノートに書いた英文を後でじっくり読み返すだけでもかなりの勉強になるので、どんどん深く英語の意味を追求してみてください。
英英の電子辞書を使えば、ジャンプ機能ですぐに他の英単語も調べることができます。
僕が実践してきた独学英語ノート②
<2021.10.30追記>
実は、最近は独学英語ノートを普通のノートからデジタルに変えています。
理由はデジタルだと、スマホやタブレットがあればいつでもどこでもメモを確認することができるからです。
例えば、発音の練習をする時には次のようにPDFを用いて覚えるようにしています。
電子メモ1
作り方は単純で、勉強したい単語やスクリプトをワードに書き込んで、それをPDF化し、あとはiPadを使用して発音記号を書き込んでいくだけです。
発音記号を書き込んでいくだけでも、英語のスペルに対して発音のパターンが読めてきますので、とてもおすすめです。
あとはこのスクリプトを使ってスマホに仕込んだ収録音声からリスニング・音読・シャドーイングをしまくれば、いつでもどこでも歩きスマホで英語の勉強をすることができます。
電子メモ2
上の画像は文法についてまとめてみた電子ノートです。
これもiPadのメモ機能を使っって手書き(Apple pencil使用)でメモを取りました。
これも後でスマホなどで確認ができるので、最近は全てメモは電子機器に記録していっています。
まとめ:ノート作りはシンプルにやろう
それでは今回のまとめです。
英語ノートの作り方は
・日本語を書かない、和訳しない
・ただまとめる目的でノートを作らない
ということを意識してもらえれば基本的にはオッケーです。
それを踏まえた上で、僕のノート作りの仕方を参考にして頂けたら良いのですが、ノートは色々と書き込みすぎないように注意してください。
ノートの中に色々情報を書き込みすぎると、意識が分散して脳への定着率が下がってしまいます。
シンプルにまとめた方が頭の中で整理がしやすいですし、まとめる情報を少なくしてその情報を頼りに頭の中で考える方が勉強になります。
頭の中で考える訓練を積めば積むほど英語脳も鍛えられるようになりますので、無駄な付加情報はノートに書き込まないようにしてみてください。
これらを守っていただければノートを活用する時に決して時間を無駄にすることなく、効率的に英語を学ぶことができると思います。
それでは今回の話は以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
2023.4.29追記:ライティングスキル用のノート作りについて
これまで紹介してきたのはリスニングや英語脳を養うためのノートの取り方で、どちらかというとインプットに偏ったなのかなと考えています。
それでは反対にライティングとか英会話のようなアウトプット型のノート・メモ術はないのか?と僕は考え、色々と調べてみたところ、面白い書籍があったので紹介します。
それは『0秒思考』という本で、ビジネス書でよく取り上げられているメモ術の本です。
これは、簡単に言うと、今思いついたことをA4の用紙にどんどんメモを取っていけ!
といったような内容の本なのですが、これを応用すればアウトプット型のメモをフル活用できるということが分かりました。
アウトプット用のメモ・ノート術も引き続きこのブログから紹介していこうと思いますが、まずは0秒思考を一読するだけでもどうやってアウトプットしていけば良いのかというのが見えてくるかと思います。
これを読めばライティングや英会話攻略の糸口も見えてくると思います。
アウトプット型のメモを取っていきたい方は、ぜひ一度参考にして頂ければと思います。
160ページ分の電子書籍を今だけ無料配布中
僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
1年でTOEICスコアを420点から955点に
伸ばすことができました。
とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。
もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。
海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。
英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。
しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、
今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。
なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。
だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。
その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。
そして、そういう人が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、
世界はもっと良くなると本気で思っています。
そういった理念から、
僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
その方法論を1つの書籍にまとめてみました。
科学的根拠のある
学術観点から考察して解説していますので
誰にでも当てはまる
普遍的な内容だと思います。
もし興味があればぜひ読んでみてください。
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※メルマガの解除はいつでも出来ます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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この記事ではなく英単語勉強法の記事ですが
>やはり日本語と英語の意味って
>文化や地域の認識から全然違ってきますから
>英語を日本語で覚えるデメリットは
>全くと言って良いほどないんですよね。
×デメリット ◯メリット じゃないかと思ったのですが、どうなんでしょうか?
元記事にコメント欄がなかったのでこちらに書きました
コメントをくださり有難うございます!
そうですね、そこはデメリットではなくメリットで、単に書き間違えていたようなので、編集し直しておきます。
ご指摘、有難うございます。