現在完了形と過去形が混在する理由は?完了・継続・経験・結果のニュアンスについて

Pocket

スポンサードリンク

 

塾で英文法を教えていると必ず質問が殺到する分野があります。

 

「先生!現在完了形と過去形の違いが良くわかりません!」

 

「”Ken has finished his homework.”と“Ken finished his homework.”って、どちらも『ケンは宿題を終えた』になりませんか?」

 

多くの高校生や受験生、TOEICなどの資格試験で未だに理解があやふやだと思われる分野が「現在完了形」なのではないでしょうか?

 

確かに、

“Ken has finished his homework.”

“Ken finished his homework.”

 

この2つの例文はどちらも訳してみれば『宿題を終えた』になっているから逆に英語に訳せと言われた時にどっちの例文を使っていいのか分からないと思います。

 

でも、それで結局「過去形」と「現在完了形」が混在してしまっていて区別がつかないままでいるのであれば、それは非常にもったいない状態です!

 

今からしっかり確認していきましょう!

 

現在完了形と現在形が混在する理由

 

現在完了形と現在形が混在する理由は人によって色々と違ってくると思いますが、第一位となる要因は先生の教え方があまり良くないからだと疑っています。

 

もしもあなたの受講している英語の授業が、

 

過去形は「〜した」

現在完了形は「〜してしまった」

 

のような曖昧な誤訳だけを覚えさせられるだけのものならば、それは非常に危険ですので今ここでもう一度現在完了形を学び直してもらいたいです。

 

現在完了形のポイント

 

現在完了形を勉強する時に一番重視してもらいたいポイントは「現在完了形は必ず現在と強い結びつきを持っている」ということです。

 

過去形が単に「以前・・・した」というのに対し、

 

現在完了形は「以前・・・したから現在は〇〇だ。」「昔・・・した経験があるから、今は〇〇だ。」といった具合で必ず「現在〇〇だ」という意味を含んでいます。

 

中学の時に「はっきりと過去を示す言葉(yesterday/last year/ago/the other day/just nowなど)と一緒に現在完了形を使ってはいけない」と学んだと思いますが、

 

これは実は「現在と結びつきがあるかどうか」という部分に大きく関係しているのです。

 

単に「昨日のこと」「去年のこと」ならば過去形のままでよくて、現在完了形は必ず現在と関連を伴ってなければいけません。

 

それでは今言ったポイントを押さえたら、現在完了形を4つの要素(完了・継続・経験・結果)に分けて、具体的に例文を活用しながら1つ1つ確認していきましょう。

 

現在完了(完了)

 

現在完了形の完了用法の日本語訳を詳しく書くと、

「・・・が完了したから、今は〇〇だ」

というようなニュアンスになります。

 

例えば、以下の例文を見てみてください。

 

He has finished his homework.

(彼は宿題を終えました。)

 

この例文だと、「宿題が終わった」=「だから今は何をしようと自由」

というニュアンスになります。

 

これが現在完了形の『完了用法』です。

 

現在完了(継続)

スポンサードリンク

 

次に、継続用法についての説明です。

 

日本語訳は「ずっと・・・し続けてきたから、今は〇〇だ」というようなニュアンスになります。

 

以下の例文を見てみましょう。

 

I have lived in Sendai for two years.
(私は2年間仙台に住んでいます。)

 

これは「ずっと仙台に住んでいる」=「だから現在は2年間目だ」「だから仙台にはだいぶ慣れてきた」というようなニュアンスになります。

 

これが現在完了形の『継続用法』です

 

現在完了(経験)

 

経験用法についての説明です。

 

日本語訳は「・・・した経験があるから、今は〇〇だ」というようなニュアンスになります。

 

このニュアンスを確認した上で以下の例文を見てみましょう。

 

I have never visited that country.
(私は一度もその国を訪れた経験がない。)

 

「経験がない」=「だから今、ちょっと心配」というようなニュアンスになります。

 

これが現在完了形の『経験用法』です。

 

現在完了(結果)

 

最後に完了用法についての説明をします。

 

完了用法の日本語訳は「・・・した結果、今は〇〇だ」というようなニュアンスです。

 

ニュアンスを確認したら、以下のを見てみましょう。

 

He has gone to America.

(彼はアメリカに行ってしまった。)

 

こちらの英文もやはり、「アメリカに行ってしまった」=「だから今は日本にはいない」というようなニュアンスになり、『結果用法』を意味しています。

 

これで全ての用法で現在完了形は、現在と強い関連性があるということが確認できました。

 

現在完了形と過去形が混在した例文

 

次に、現在完了形と過去形が混在した例文について詳しく見ていきましょう。

 

Sharon has been studying Spanish since she entered college.

(大学に入ってから、シャロンはずっとスペイン語を勉強している)

 

この例文では、since以下の文章に注目してみると、「大学に入学した」のは「単なる過去の出来事」だから「she entered」と過去形で表現しています。

 

それに対して、since以前の「スペイン語を勉強してきた」の方は「今もスペイン語を勉強し続けている」というニュアンスが含まれているから、

 

現在完了形の『継続用法』だということが分かります。

 

ちなみに、has been studyingは『現在完了進行形』と言われ、「ずっと・・・し続けている」というような動作を継続させるようなニュアンスを表しています。

 

ちなみに進行形にできる動詞は一般的に現在完了形よりも現在完了進行形の方が使われるのが普通です。

 

まとめ

 

重要ポイントをおさらいすると、

 

現在完了形は「かつて・・・だったから今は〇〇」というようなニュアンスを必ず含んでいるのに対し、

 

過去形は「かつて・・・だった」という単なる過去のことを説明しています。

 

最初はこの辺りの違いを理解するのには慣れが必要ですが、

 

現在完了形は最重要事項ですので文法を勉強するときは1つ1つ例文を見ていきながらしっかり確認をとっていきましょう!!

 

それでは今日の話は以上になります!

スポンサードリンク