英語の難しさを身に染みて知っているタカツです。
僕は海外で留学経験が全くなく、学生の頃は発音や英会話の勉強なんて何もやってこなかった純ジャパ人間だったですが発音について深く学んでからすごい効率の良い勉強法を発見しました。
今回は、僕の過去の経験から、
「発音を良くする練習方法」
について自分なりにまとめてみました。
結論はこんな感じです。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
発音が苦手で自信をなくす必要はない!
まず、発音に関して苦手意識を持っている人がいますが、そんなことは全くないです。
その理由を述べていきます。
『臨界期』という名の迷信で諦めかけている人が多い
そもそも英語って小さい頃から勉強してないと身につかないと思っている方もいると思います。
「5歳〜12歳ぐらいまでに英語をたくさん勉強してないと手遅れだ」
というのは昔からよく言われてきました。
このようなウワサが世間に広まったきっかけは、『臨界期』という語学上達の年齢制限説によるものです。
ですが最近、この臨界期の仮説をひっくり返すような研究がいくつか出てきていて、
『大人になってからでも英語は伸ばせる』
という結論になってきています。
実際グーグルのウィキペディアでも、
・成人してからもネイティブ並みの文法・発音能力を習得できる
・脳の変化と言語の習得を直接結びつけることについては無理がある
などと記されています。
大人になってからでも英語を習得することが可能だということが、論理的に導き出されていますね。
もちろん英語は年齢が低ければ低い方が習得しやすいのも事実です。
ですが、僕も大学生(22歳)から発音や英会話を勉強しましたが、発音はかなり改善されて日常英会話もある程度ものにできるようになってきました。
なので、現時点でどれだけ英語が苦手でも努力次第で発音や英会話を身につけることはできるということを言っておきます。
世界で英語を話す人は圧倒的にノンネイティブスピーカー
世界では20億人ほどの人たちが英語を話しますが、そのうちの約8割がノンネイティブスピーカーです。
ネイティブスピーカー:英語が母国語の人
→アメリカ、イギリス、オーストラリアなど
ノンネイティブスピーカー:英語が母国語でない人
→フランス、ドイツ、インド、シンガポールなど
つまり、英語を話すほとんどの人は母国語が英語じゃないんですね。
つまりネイティブのような発音ができない人もたくさんいるということで、発音が下手だからという理由でそこまで自信を失う必要はありません。
実際に僕はシンガポールのカジノでトランプのゲームをしていた時、ディーラーが中国系のおじさんですごく発音に訛りのある方だったので、英語を聞き取るのに非常に苦労した経験があります。
まあ要するに、
というわけです。
発音を習得するコツ
「とりあえず発音が苦手でも大丈夫だということは分かったけど、じゃあ発音を勉強する必要ってないの?」
っていうのが気になるところです。
ですが、
正しい発音を身につけることは英会話やリスニングなどですごく役に立つ
という理由から、ある程度は発音を勉強するべきです。
特に英語の話せない日本人は「訛りのある発音」で話す癖がついていないので、癖がつく前にネイティブの発音を刷り込んでおいた方が得でしょう。
そこで僕の経験から発音を改善させるコツをまとめてみました。
・まずは個々の音から発音を学んでいく
・センテンス(文)やパッセージ(文章)で発音を勉強する
・発音だけじゃなくて英会話も学ぶ
この3点を意識していけば、発音は劇的に伸びやすくなります。
個々の発音をしっかりマスターする
1つ目は、個々の発音をしっかりとマスターすることです。
1つ1つ丁寧に発音記号と音について学習しなければ、連続音や単語、センテンスの発音を学ぶ時に正確な音声が聞こえなくなってしまいます。
なので最初は1つ1つの音を丁寧に聞き取る練習から始めてみましょう。
センテンスで発音を勉強していく
発音を伸ばすポイントの2つ目は、センテンス(もしくはパッセージ)で練習していくことです。
なぜかというと、
・1つの単語の発音と、センテンスの発音が違う
・会話の世界では全てセンテンスで成り立っている
というような理由があるからです。
例えば、
“What do you feel like…”
を発音する時に、「ワット ドゥー ユー フィール ライク」のように1つ1つはっきりと発音しないで、
「ワドゥヤ フィーライ」
のように短縮された発音になります。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、よかったら参考にしてみてください。
発音の練習と並行して日常英会話を学ぶ
3つ目のポイントは、発音の練習と並行して日常英会話を学ぶことです。
まずは日常英会話を実践で練習していって早く話すコツを掴んで、口からテンポよく英語を話せるようになる方が結果的に発音は良くなります。
なので、ある程度の発音パターンを習得するのと同時に英会話を本格的に学んでいくのがオススメです。
具体的な英会話の勉強法は「【社会人必見!】中学英語レベルのやり直しだけで英会話は十分な理由」の「社会人が実践すべき英会話戦略」で述べています。
海外旅行で困らないレベルやちょっとした日常会話の習得にはコツをつかめばそれほど時間はかからないので、ぜひ挑戦してみてください。
発音が上達する3ステップ
それでは、
具体的に発音を上達させるにはどのように学習していけば良いのか?
についてまとめていきます。
ポイントは次の3点です。
①大きめの声で発音する
②カタカナよりも発音記号をガイドにする
③アクセントを強く発音し、その他は小さく発音
1つ1つ解説していきます。
大きめの声で発音する
1つ目は、できるだけ大きな声で発音するということです。
ほとんどの人たちは最初は自信がないので、小さな声で発音しがちになります。
ですが、小さな声のまま喋っていると、
発音どころか、あなたの声すら相手に届いていない
という場合がよくあります。なので、まずは大きめの声を出す努力をしていきましょう。
発音が悪かろうが、大きめの声を出すだけで相手に通じる確率は十分に上がります。
そして大きな声で発音している人の方が自信があるので、結果的に発音も上達しやすいです。
カタカナよりも発音記号をガイドにする
2つ目のポイントは、初心者ほど日本語のカタカナよりも発音記号に頼って発音を練習するということです。
カタカナだと、どうしても日本語の発音になってしまって英語の微妙な発音の変化や音声に気づかなくなってしまいます。
カタカナだけでは完全にネイティブの発音を真似できませんので、カタカナ発音は一切排除して発音記号を集中的に覚えて発音記号に沿った発音ができるようにしてください。
発音記号や英語の発音を学ぶのにオススメのサイトを1つ載せておきますので一度参考にしてみてください。
→「UDA式30音練習」
アクセントを強く発音し、その他は小さく発音
最後のポイントは、単語のカタカナを短くコンパクトに発音するということです。
実はそれだけでもかなり英語っぽく聞こえるようになります。
例えば、『りんご』を英語で言うと「apple」ですよね。
これを短くコンパクトに発音してみると、
「ap」
のような感じになって、かなり英語っぽく聞こえるようになります。
ここで発音をコンパクトに短くするコツを伝授しておきます。
・アクセント部分をはっきり発音し、それ以外は小さく発音
例えばdogを発音するときは、母音が強調されるので“do”部分が強調されて「Dg」のようなコンパクトな発音になります。
同様に、stop(ストップ)であれば「stp」のように発音するとかなり英語っぽく発音できますのでぜひ実践してみてください。
まとめ:とりあえず、英会話をやってみれば?
まあ要するに、発音が苦手な方は発音の音声変化と英会話の勉強を始めてみたら良いと思います。
・発音の音声変化と発音記号を学びながら
・英会話で実践していく
この2点の学習が一番最強だと思うので、まずはこの2点を意識して取り組んでみてください。
音声変化に関しては、この記事の途中でも紹介しましたが「リスニングで点数が取れない理由」の記事を参照にしてみると良いです。
英会話に関してはこちらの記事へどうぞ。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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