英語が聞き取れない、悔しい!リスニングで点数が取れない3つの理由とは?

英語のムズさを熟知しているタカツです。

 

僕は現在社会人なのですが、大学2回生までは英語が全くといっていいほど聞き取れませんでした。

 

多分僕以外にも

『英語は読めても聞き取れない』

っていう人結構いると思います。

 

正直なところ、

めちゃくちゃ勉強してるのに英語できないの悔しい!

って思いますよね。

 

本当に大学に入って英語が上達していると思ったのに、中学レベルの英語すら全く聞き取れないんですよ。

 

今まで俺何やってたんや、、

ってなりました。

 

そこで色々と英語の発音や音声変化について研究したところ、英語が聞き取れない理由がわかってきました。

 

結論はこんな感じです。

タカツ
英語が聞き取れないのはイントネーションや強弱の変化で発音されなかったり単語同士の発音がくっついたりするためだよ。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

英語が聞き取れない3つの理由

とりあえず多くの人が知りたいのは「英語苦手でも聞き取れるようになるの!?」ということだと思うんですが、これは断言できます。

 

正しい訓練をすれば、英語は聞き取れるようになります。

 

※正しい訓練方法に関しては別の記事で紹介していますので、関連記事を載せておきます。

 

もちろん楽をして、ただ聞き流すだけで聞き取れるのではないんだけれど、以下の3つの理由をしっかり押さえて勉強していけば全然可能です。

 

まずはその3つの理由を解説していきます。

 

①ネイティブスピーカーのスピーキングがとっても速い

 

まずはこちらから。

 

当たり前ですが、英語圏の世界で活動してる人たちは、とってもとっても英語が流暢です。

 

もちろん場所によっては方言みたいな形で、訛りが入った英語を喋る人もいて、英語ペラペラな日本人でも「コイツまじ聞き取りにくい」って思ったりもします。

 

ですが、基本的に英語まみれで育ってきたネイティブスピーカーたちは、たとえ訛りがなくてもスピーキングがとっても速いため聞き取りにくいんです。

 

しかも彼らは英語に慣れすぎているんで、文章中で言葉を縮めたり他の言葉とくっつけたりしても違和感がないんですよね。

 

つまり、僕たちが英語を聞き取れるようになるためには、

 

文中の言葉同士の繋がりをしっかりと聞き取れる訓練をしていかなければいけないというわけです。

 

タカツ
CNNとかBBCニュースとかみてみたらわかるんだけど、ニュースキャスターの話すスピードが早くてびっくりするよ

 

②言葉と言葉が組み合わさって発音が変わったり消える

 

では、言葉同士の繋がりって、どんな感じで繋がるの?っていう部分について喋っていこうと思います。

 

要するに、次のような感じで発音が変わって聞き取りにくくなるんです。

 

【単語どうしの音声変化】

I’m going to…
I’m gonna…

I want to…
I wanna…

kind of…
kinda

sort of…
sorta

 

ある言葉とある言葉が隣にあれば発音が変わったり、ある文字は発音が消えやすくなったり、他の文字と同化したりします。

 

このように全ての単語やセンテンスにはリズムがあるので、聞き取りにくくなってるんです。

 

タカツ
特にofが“a”の発音をするのは驚きだね

 

③イントネーションと強調の変化が激しい

 

これだけでも日本人からしたらヒイヒイ言ってしまいそうですが、英語ではさらにイントネーションや発音の強弱の変化が起こります。

 

つまり、1つの文章の中には強調する部分と強調しない部分のパターンが出来上がるわけです。

 

例えば次の文を見てください。

Nice to meet you.

普通ならば、「ナイス トゥー ミート ユー」って発音すると思います。

 

ですがこの場合、

niceとmeetに強調がきてtoとyouをあまり強調しないので、toとyouが聞き取りにくくなる現象が起きます。

 

なので、ここでの発音は、

ナイス ダ ミー チュー

という感じになるんです。

 

何故このように発音されるんでしょうか?

 

次に音声変化と強調の法則について迫っていきましょう。

 

タカツ
toやyouが音声変化する理由はこれから話していくよ

 

強調される品詞と強調されない品詞

強調される品詞と強調されない品詞を分けると、次のような感じになります。

 

まずは強調されない品詞から。

強調されない品詞

・be動詞:is, are

・前置詞:to, for, of

・助動詞:can

・代名詞:you, he, him, her

・冠詞:the, a

 

強調しない部分は音声変化が起こりやすいので、聞き取りではすごく注意が必要な要素です。

 

一方、普通の動詞や名詞などは強調されて、以下が代表的なものです。

 

強調される品詞

・動詞:swim, understand

・名詞:dog, cat, apple

・否定の助動詞:can’t, don’t, haven’t

・疑問副詞:what, why, when

 

この『強調される品詞』と『強調されない品詞』を把握した上で、次の例文を見てみましょう。

 

例文

I want to go to the park.
(私は公園に行きたい)

 

この文の場合、

want→『動詞』
go→『動詞』
park→『名詞』

の3つの品詞は強調されます。

 

逆に、

I→『代名詞』
to→『前置詞』
the→『冠詞』

の3つの品詞は強調されません。

 

つまり、この例文を発音する場合は、

I want to go to the park.

と、太字部分に強弱が置かれるんです。

 

また、強調されない部分は音声変化しやすい性質から、

「アイ ワナ ゴー  ダッ パーク」

のように太字部分に強調発音されます。

 

want と to がつながって『ワナ』と発音したり、toは『トゥー』ではなく『ダ』と濁ったり、theも『ザ』ではなく『ダッ』になったりする理由は、②からでも明らかですね。

(※カタカナ発音で書いているので実際の発音とは若干異なります)

 

まとめ:英語を聞き取れるためには音声変化の理解が必須!

まとめると、英語を聞き取れるようになるためには、音声変化の理解が必須事項です。

 

ぶっちゃけリスニング力は知ってるか知らないかだけでも全然聞こえ方が変わってきます。

 

なので、ただ単に単語の発音やアクセントだけを勉強してるだけじゃなく、文の繋がりをしっかり聞き取る練習をすることがリスニングを上達させる秘訣です。

 

個々の発音と単語の発音を学び、さらにセンテンス(文)やパッセージ(1段落の文章)で音声変化を鍛えていくべきです。

 

発音の練習方法や音声変化の勉強に関しては、詳しくは下の記事で紹介しているのでよければ参考にしてみてください。

 

僕は、発音と音声変化を勉強しただけでTOEICの点数(特にリスニングパート)が200点ぐらい上がりました。

 

留学や海外経験がない方が英語を勉強する場合は、発音・音声変化の勉強はマジで外せません。

 

初心者であればあるほど、発音と音声変化を意識していってください。

 

今日のところはそんな感じです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 

⚠️注意⚠️

※このブログでは、閲覧者の悩みを優先的に解決するために英文法を日本語で解説していますが、英語を日本語で学ぶことは推奨していません。

詳しくはこちらで解説していますが、ご理解の方よろしくお願い致します。

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僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
  1年でTOEICスコアを420点から955点
伸ばすことができました。

 

とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。

 

もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。

 

海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。

 

英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。

 

しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、

今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。

 

なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。

 

だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。

 

その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。

 

そして、そういう人が少しでも増えれば、

 

一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、

世界はもっと良くなると本気で思っています。

 

そういった理念から、
僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
その方法論を1つの書籍にまとめてみました。

 

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誰にでも当てはまる
普遍的な内容だと思います。

 

もし興味があればぜひ読んでみてください。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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