it is 形容詞 for 人 to do と of 人 to do の意味の違いと書き換え

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to不定詞の名詞的用法を勉強すると、“it is 形容詞 for 人 to do”“it is 形容詞 of 人 to do”といった、長ったらしい構文を目にすると思います。

 

しかし、「どんなときにforで、どんなときにofなのか?」について正確に理解している人は少なくないようです。

 

そこで今日は、“it is 形容詞 for 人 to do”と”it is 形容詞 of 人 to do”の意味の違いについてかなり詳しくまとめてみました。

 

なので、受験勉強や資格試験なんかにお役立ていただけますと幸いです。

 

3つほどポイントとしてまとめておきましたので1つずつ見ていきましょう。

 

“it is 形容詞 for 人 to do…”の基本的意味

 

“it is 形容詞 for 人 to do…”の構文の”it”は少し特殊で、普通”it”を使うときは直前に示してあるものを代用するときに使うはずです。

 

しかし、ここで使われている”it”は直前の内容を指し示していないことに注意してください。

 

“it”は形式主語として書き換えられる

 

 

“it is 形容詞 for 人 to do…”構文で使われる”it”は形式主語(仮主語)といい、

 

主語が長いときには代わりに”it”に書き換えて、本来の真主語は後に繋げておくという方策を取ります。

 

例えば、

 

To speak English is easy.

 

このような文章があった場合、主語の”To speak English”部分が長くて嫌な感じだから、形式主語”it”に書き換えて、

 

It is easy to speak English.

 

にしよう!

と、アメリカ人が決めたわけです。

 

なので、”it is 形容詞 for 人 to do…”構文の場合であれば、“it”が形式(仮)主語として使われ、 “for 人 to do…”が本当の真主語になります。

 

It is impossible for us to master English in a year or so.

(私たちが1年かそこらで英語をマスターするのは不可能だ)

 

上の文を見てください。

 

この文であれば、”it”が形式主語として扱われ、itの中身を “for us to master English in a year or so”で後ろから説明する構文になっていることがわかりますね。

 

→”for 人 to do”構文の訳し方をまだ知らない方はこちらの記事を参考に

 

これが、”it is 形容詞 for 人 to do…”構文の基本的な特徴です。

 

“it is 形容詞 of 人 to do…”の意味と見分け方

 

“it is 形容詞 of 人 to do”構文について学校で学ぶときに、高校生の多くが「It is・・・の後の形容詞が『人間の性質』を示すときは”of”を使う」と説明されたのではないでしょうか?

 

そしてその上で、

 

kind「親切な」

foolish「愚かな」

stupid「馬鹿げた」

cruel「残酷な」

thoughtless「思慮の足りない」

clever「抜け目ない」・・・

 

などを『人間の性質』として記憶するように指導されたり、多くの参考書にはそう載ってたりしています。

 

もしあなたが英語の初心者なのであれば、最初はその程度の理解で全然大丈夫かもしれません。

 

しかし、学習が進んで難関大学を目指したり、TOEICで700点以上を狙うようになると、この理解では解けない問題が続出するようになるので非常に注意が必要です。

 

そもそも『人間の性質』として断定するには無理がある!

 

まず、「馬鹿」「愚か」「親切」などを人間の性質として断定してしまうことには無理があります!

 

あなたは「馬鹿」なのは人間、愚かなのも「人間」と言われて違和感を感じませんか?

 

「馬鹿な」鳥や「愚かな」猿や「親切な」犬、「馬鹿な」政策や「思慮の足りない」決意だってあるはずです!

 

さらには「親切な」参考書もありますし、「残酷な」運命も存在するはずなのではないでしょうか?

 

それなのにこれらの単語を全て『人間の性質』と断定するのは明らかにおかしいと思います。

 

以下に”it is 形容詞 of 人 to do”構文を正しく見極めるポイントを3つまとめておきました。

 

「It is・・・の後の形容詞が『人間の性質』を示すときは”of”を使う」などと間違った判断をしないように修正していきましょう。

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『意味上の述語←主語』の関係が隠れている

 

まず最初に注目して欲しいのが、“of”を使うときはその直前直後に『意味上の述語←主語』の関係が隠れているということです。

 

具体例を見ていきましょう。

 

It was sensible of Her to divorce that drunkard.

(あんな酔っ払いと離婚するなんて彼女は賢明だ)

 

この文の”of”の直前と直後に注目してみてください。

 

It was sensible      of   Her

  (述語)   ←    (主語)

    賢明だ         彼女は

 

このように”of”の直前直後には、

『述語(賢明だ)←主語(彼女は)』の関係が隠れている事がわかります。

 

後ろのto不定詞に『理由』をつける機能がある

 

今度は先ほどの文のto不定詞以下に着目してみましょう。

 

すると、” to divorce that drunkard(あんな酔っ払いと離婚するなんて)”と言って、

 

『彼女が離婚して賢明だと判断した理由』について述べられている事がわかりますね。

 

これが”it is 形容詞 of 人 to do”構文を見極める2つ目のポイントです。

 

ofの直前の形容詞が『人物についての評価』を示す

 

3つ目のポイントは、“of”はその直前の形容詞が『人物についての評価』を表す時に使われるという事です。

 

ここでの『評価』とはその人を「褒めたり、けなしたり」するということで、例えば、先ほどの文の”it was”と”of”の間に挟まっている形容詞に注目してみると、

 

sensible「賢明だ」と彼女を褒めている事がわかります。

 

以上これら3つが”it is 形容詞 of 人 to do”構文を見極める最大のポイントで、

 

どれか1つでも当てはまれば間違いなく”for”ではなく”of”が答えになるのでしっかり覚えておきましょう。

 

簡単な例題

 

How careless it was (        ) Fred to leave the light on!

①for

②of

 

このような選択問題があったとしましょう。

 

問題文は感嘆文になっていますが、もともとの文は以下の通りです。

 

It was very careless (      ) Fred to leave the light on.

 

この時、(      ) の前後関係に着目してみると、、、

 

It was very careless   (      )   Fred

   (述語)   ←     (主語)

   不注意だ        フレッドは

 

となって、(      ) の直前直後に『述語(とても不注意)←主語(フレッドは)』の関係が隠れている事がわかります。

 

しかも、後ろのto不定詞で「明かりをつけっぱなしにするなんて」と言って、『不注意だと判断する理由』を示す機能を持ち合わせており、

 

さらには、“careless “という形容詞は「不注意なやつだ」と言って、Fredという人物にマイナスの評価を下している(つまりけなしている)こともわかると思います。

 

これらを踏まえて、(  )の中に入る答えは”for”ではなく“of”だという事がハッキリするはずです。

 

これを「そうか!”it is 形容詞 for 人 to do”構文ね!」と言って安易にforを入れないようにしてくださいね。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

今言った3点さえ押さえておけば、”it is 形容詞 for 人 to do” と “it is 形容詞 of 人 to do” の違いについて即座に判断する事ができると思います!

 

この構文は文型を支える非常に重要な構文ですので理解が曖昧な方は何ども読み返してみてください!

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