完了不定詞って?”seem to have 過去分詞”や”wanted to have 過去分詞”を攻略せよ!

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完了不定詞の授業に突入したけど、

完了不定詞ってそもそも何なのかわからない・・というあなたのために、

完了不定詞の概要と重要構文について中学生でもわかるように解説してみました。

まずは完了不定詞の意味と特徴についてお話ししていこうと思います。

完了不定詞とは何か?

完了不定詞は簡単に言えば、

「…だったこと」という意味を含んだ不定詞のことを指します。

このとき、完了不定詞の時制は、

述語動詞よりも1つ前の時制を示す特徴があります。

例えば、

She seems to have been poor.
(彼女は貧乏だったようだ)

という例文を見てみましょう。

これを直訳で訳してみると、

「彼女は貧乏だったようだ」
「彼女は貧乏だったように思われる」

と、完了不定詞(=”to have been”)は述語動詞「思われる」よりも1つ前の時制を示していることがわかりますね。

完了不定詞でよく出される問題

完了不定詞の問題を出す出題者の意図は、「時制が間違っていないかどうか」というところにあります。

これから示す完了不定詞の問題について、時制に着目しながら考えていってください。

完了不定詞の問題①

問題

以下の英文を日本語に訳せ

→She is said to have been ill.

まず1つ目の問題です。

この英文は、述語動詞”is said”が「言われている」となって、『現在』を表します。

ですので、完了不定詞の部分の時制は、

『現在』から1つ前にずらせばいいということがわかります。

すると、「病気」については以下の2つのパターンが考えられますね。

2つのパターン

①「過去に病気だった」のパターン

=It is said that she was ill.

②「過去から現在までずっと病気」のパターン

=It is said that she has been ill.

なので、答えとしては

『過去』「彼女はかつて病気だったと言われている」

『現在完了』「彼女はずっと病気だと言われている」

の2パターンが考えられます。

もちろん答えはどちらでもOKです。

関連記事

現在完了形と過去形の違いについてはこちらの記事を参照に。

現在完了形と過去形が混在する理由は?完了・継続・経験・結果のニュアンスについて

完了不定詞の問題②

問題

以下の英文を日本に訳せ

→She was said to have been ill.

この文は問題①の英文の述語動詞を過去形にしたものです。

今度は述語動詞”was said”が「言われていた」と、『過去』を表していますので、

完了不定詞の部分の時制は『過去』から1つ前にずらせばいいのです。

なので、「病気」については”was said”よりも以前の話なので、

=It was said that she had been ill.

と書き直すことができます。

つまり、答えは

「彼女は病気だったと言われていた」

と訳せれば正解です。

完了不定詞の問題③(”It seems that…”の書き換え)

問題1

上の文を下の文の書き出しに合わせて書き換えよ

She seems to have been ill.
=It seems that _______________________.

この文の上段は、「彼女は病気だったと思われる」という意味です。




“seems”「思われる」という『現在』の述語動詞に対して、

不定詞は”to have been”という完了不定詞になっているから、

時制は『現在』から1つ前にずらせばいいのです。

つまり、答えは”It seems that she was ill.”となり、

“ill”「病気だった」は現在形”seems”に対して『過去形』になります。

問題2

上の文を下の文の書き出しに合わせて書き換えよ

She seemed to have been ill.
=It seemed that_______________________.

次の英文を見てみましょう。

上段の文は「彼女は病気だったと思われていた。」という意味になっています。

このとき、“seemed”「思われていた」という『過去』の述語動詞に対して、

不定詞は”to have been”という完了不定詞になっているから、

時制は『過去』から1つ前にずらします。

つまり、答えは”It seemed that she had been ill.”となり、

「病気だった」は過去形”seemed”に対して『過去完了形』になります。

関連記事

過去完了形の理解がイマイチな方はこちらの記事を参照してみてください。

現在完了と過去完了と未来完了の見分け方。過去完了や大過去って?

『希望・意図を表す過去動詞』+完了不定詞

動詞が『未来の希望』や『意図を表す過去動詞の場合、その後に完了不定詞(=to have 過去分詞)がつくと、

「…しようと思ったのに、できなかった。」という意味になります。

この構文は他の完了不定詞と比較するとかなり特殊なので要注意です。

分類すれば以下のようになります。

特殊な完了不定詞

・wanted(wished/hoped) to have 過去分詞
「…したいと思ったのに、できなかった」

・intended(expected/meant) to have 過去分詞
→「…するつもりだったのに、できなかった」

・promised to have 過去分詞
「…すると約束したのに、できなかった」

・was(were) to have 過去分詞
「…しようとしていたが、できなかった」

ポイントは、「…なのにできなかった」と言って、

結果まではっきりと明らかになる点です。

そしてこの時の動詞は必ず『過去形』になります。

例文と一緒に今言ったポイントを確認してみましょう。

I intended to have finished the homework.
(宿題を終わらせるつもりだったが、できなかった

Ethan meant to have got up at five.
(イーサンは5時に起きるつもりだったが、できなかった

未来への希望を抱いていたのに、『過去形+完了不定詞』という『過去志向』の構文が加わった瞬間、

「その希望は実現できなかった」というネガティブな文章になってしまうということですね。

まとめ

以上が、完了不定詞の概要と重要構文になります。

1番のポイントは、『完了不定詞は述語動詞よりも1つ前の時制を示す』ということです。

これさえ押さえておけば、完了不定詞の問題は7割型攻略できるでしょう。

あとは”wanted to have 過去分詞”などの特殊な構文に注意しながら問題に取り組んでいただければ、完了不定詞は完璧です。

今回はそこまで複雑ではなかったと思うので、この記事を何ども熟読して完了不定詞を得意分野にしていきましょう!

次回からは、分詞構文の仕組みについてのお話をしていこうと思います。

それでは今回のお話は以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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