どうも、タカツです。
今回のテーマは『フォニックス』についてです。
『フォニックス』って言葉、英語をそこそこ勉強している人は多分知っていると思うんですが、具体的にどういうものかまでは知らないんじゃないでしょうか?
僕は小学6年生のときに、塾の英語の授業でフォニックスについて一瞬だけ教わった事があります。
ですが、3日で飽きて行かなくなっちゃったので、フォニックスがどんなものかというものまでは大学生になるまで全く分かりませんでした。
今思えば本当に勿体無い事したなーって後悔しています(笑)
もしかしたらあの頃にフォニックスの勉強をしていたら、もっと早く英語力が伸びたのかもしれません。
今回はフォニックスの勉強をしようか迷っている人向けに、
「英語の勉強にフォニックスの知識は必要?」
ということについて話していきます。
それでは見ていきましょう!
目次
フォニックスとは何か?
まずフォニックスとは何か、知っていますか?
というか、それ以前にフォニックスって英語で書けますか?
まず、自力で書いてみてください。
…
fonix
…
こうですよね?こんなふうに書いた人、、、。
ほんとに残念、、。
答えは、、、
でした。
phonics程度のスペルすら書けない人は多分英語の才能ないんで英語の勉強諦めた方がいいかもしれないですね。
(すみません、嘘です。)
まあ、冗談はさておき、フォニックスとは一体何なのでしょうか?
フォニックスとは、
『単語や英語のアルファベットの読み方を一定のルールに沿って発音する法則』
みたいなものです。
例えば先ほどの”phonics”という単語、これはスペルの最初にphが並んでいますが、phは”f”のように発音される、というルールがあります。
要するに、これがフォニックスなわけです。
このようにフォニックス独自の発音の法則性を網羅的に勉強することで、
新しい単語を見たときに、その単語の発音記号を見なくても、ある程度発音が予測できるというのがフォニックスの魅力であります。
僕がフォニックス学習を勧める理由
今言ったみたいに、フォニックスが分かればある程度単語の発音を発音記号なしで理解する事ができます。
学習スピードが大幅にアップしますし、単語を間違った発音で認識しずらくなります。
それもフォニックス学習を勧める理由の1つなのですが、それ以上の理由があるので紹介します。
それは、
『アメリカの幼児たちは、教育としてフォニックスの勉強をしている』
という点です。
つまり、アメリカ人はフォニックスのルールを知っているわけで、アメリカ人が知っていることを日本人が知らないということは、英語力を上げるのに非常に不利になります。
「俺はアメリカ人が知らないことを勉強するんだ!」
とか意味わかりませんよね。
普通は、みんなアメリカ人がみんなやってきていることを勉強したいはずです。
だったら、フォニックスの勉強は避けて通れませんよね。
それに対して日本の英単語集などに載っている『Jones式発音記号』とかはアメリカ人は知りません。
アメリカ人にθとかの発音記号を見せても
「What?」
と首を傾げて、数学のsinθとかの話になっていきます。
(ただし、Jones式発音記号は日本人が英語学習する上ではとても役立つ記号なので、勉強自体無駄だと言っているわけではありません。)
というわけで、アメリカ人の発音学習を模倣したい場合は、フォニックスの勉強をするのが最も効率的です。
※海外の授業(例えば数学や理科)を英語で勉強し、学習方針を英語で模倣していく方法をイマージョン教育といいますが、フォニックス学習もイマージョン教育のようなものです。
イマージョン教育の重要性をメルマガでまとめているので、参考にしてみてください。
『フォニックスやる意味ない説』がなぜ蔓延するのか?
しかし、ネット上には、
「フォニックスは無意味だ」
「やっても意味ない」
という説が至る所で蔓延しています。
なぜこのような口コミがたくさん掲載されているのでしょうか?
僕なりに分析したものをまとめてみました。
カタカナ発音での解説が多い
おそらくフォニックス学習の1番のデメリットとしては、カタカナ発音での解説書が多いということです。
日本のフォニックスの参考書は子供向けのものが圧倒的に多く、子供に発音記号などを用いてフォニックスの読み方を理解させるのもハードルがかなり高いと思います。
なので、どうしても解説がカタカナになってしまうのですが、やはりカタカナだけでは実際の英語の発音を表現する事ができないのです。
例えば、先ほどのphonicsのphという発音は、ほとんどのフォニックス参考書では
『フ』
と表現されています。
しかし、実際は『フ』で発音されるわけでなく、上の歯で下唇を軽くおさえて「f」と発音するのが正しい発音になります。
なので、フォニックスを勉強する際は、発音記号を文字通り覚えるのではなく『口の動かし方』を中心に覚えていく必要がありそうです。
フォニックスルールには例外がたくさん存在する
二つ目の理由は、
『フォニックスのルールには例外がたくさんある』
という点です。
例えば、
o(ou)をフォニックス読みに変換すると”o”(カタカナで言えばオ)になるのですが、
「じゃあmotherはモザーになるんだね!」
と言うと、それはもちろん誤りです。
このように、
英語の発音にはどうしてもフォニックス読みされない発音なども数多くあるので、それらは個別で覚えていく必要があります。
フォニックスを勉強するお勧めのタイミング
とはいっても、フォニックスのルールで発音される英単語の方がたくさんあるわけなので、勉強していて損は全くありません。
なので、
「フォニックスの勉強をしようか迷っている」
「お子さんにフォニックスを教えたいけど、どうなんだろう」
と迷っている方は、ぜひ一度フォニックスを勉強してみることをおすすめします。
最後に、フォニックスを勉強するのに最適な時期について1つ例を述べておきます。
発音記号を覚えた後が最も最適
個人的には、Jones式やIPAといった発音記号を理解した後にフォニックスの勉強をするのがおすすめです。
というのも、フォニックス学習のときにやっぱりカタカナ発音が邪魔してくるからです。
カタカナ発音の通りに英単語の発音を覚えてしまうと、ネイティブの微妙な発音の違いが理解できなくなり、音声変化学習に支障が出たり発音を修正するのにかなり時間がかかっていまします。
それに対して発音記号を理解した後にフォニックスの勉強をやると、
発音記号の口の動かし方が分かっているので、カタカナ発音に頼らなくても口の動きだけでフォニックスの概念が理解できるようになります。
①発音記号の理解
↓
②フォニックスの理解
この順番で勉強していくと変な癖を付けずに結構スムーズに勉強できると思うので、一度参考にしてみてください。
まとめ:フォニックスは大切だが、勉強は程々にしよう。
というわけでまとめに入りますが、やっぱりイマージョン教育の効果やアメリカ人がフォニックスを学んでいるという点から見て、フォニックスを勉強するということは非常にありなんじゃないかなと思います。
僕自身、フォニックスを本格的に学び始めたのはつい最近のことなのですが、フォニックスを知っていれば英文を読んだり英単語を覚えたりするのに非常に役立ちます。
とてもスムーズに学習が進むようになったので、いろいろ批判もありますが、やっぱりフォニックスはやるべきですね。
フォニックス学習のときに僕が使っていた参考書などをまとめておきますので、よかったら参考にしてみてください。
ただし、フォニックスを学ぶときに1つ注意点があります。
それは、
『ハマりすぎない』ということです。
別にフォニックスのルールを全て記憶する必要はありません。
フォニックスはただの発音のルールブックのようなものなので、ルールを完璧に理解したところで英語の発音ができるようになるわけではないのです。
野球のルールに詳しくなっても野球が上手になるとは限りませんよね。
ある程度フォニックスのルールを知った後は、どんどんリスニングなどを通じて発音練習に磨きをかけて行ってください。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
160ページ分の電子書籍を今だけ無料配布中
僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
1年でTOEICスコアを420点から955点に
伸ばすことができました。
とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。
もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。
海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。
英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。
しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、
今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。
なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。
だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。
その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。
そして、そういう人が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、
世界はもっと良くなると本気で思っています。
そういった理念から、
僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
その方法論を1つの書籍にまとめてみました。
科学的根拠のある
学術観点から考察して解説していますので
誰にでも当てはまる
普遍的な内容だと思います。
もし興味があればぜひ読んでみてください。
メールアドレスを入力すれば受け取れます。
※メルマガの解除はいつでも出来ます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
もしこの記事が役に立ったと思われたら、
SNS等でシェアしていただけると嬉しいです。
(すぐ下のボタンからシェアできます)