【初心者必見!】TOEICの点数を最短時間でアップさせる逆算式勉強法

英語研究家のタカツです。

 

前回は、TOEIC前日の1日の過ごし方について記事を書きました。

 

この記事が非常に好評で、「もっとTOEICについて詳しく教えてくれ!」という声がとても多かったので、今日もさらに色々とTOEICの勉強法について書いて行きます。

 

今回のテーマは、

・TOEICの点数を最短時間でアップさせる戦略的勉強法

についてです。

 

⚠️注意⚠️

今回の内容は初心者向けに書いたものです。が、中級者や上級者の人も是非知識として入れておいてください。

片隅に入れておいて損はない内容なので、「ふーん、そうなんだー、なるほどねー」となんとなく読んで頂ければと思います。

TOEICの点数を最短時間でアップさせる思考回路

「TOEICの点数がなかなか上がらない!」っていう人って結構いると思いますが、TOEICスコアをアップさせるにはまず勉強の思考回路から考えなくてはいけません。

 

もちろん帰国子女とか留学経験があって「もうTOEICはイケイケ!」状態の人であればいいのですが、それは海外に行くお金がある恵まれた人の場合だと思います。

 

なので、

「TOEICが苦手」

「もう自分のスコアを見るのが嫌だ」

という人は勉強の思考回路から改善して行くようにしましょう。

 

そこで大事になってくるのが、

・『TOEIC学習の本質を知る』

ということです。

 

どれだけ勉強のノウハウやテクニックを知っていたとしても、TOEICの本質を知らなければ遠回りになってしまいます。

 

よってこの記事では、

「TOEICの点数を最短でアップさせる『本質』とは何か?」

という部分について解説していきます。

 

ここでざっくりTOEIC(L&R)の本質とは何かを説明していきます。

 

それは、

・リーディングとリスニングの根本学習を理解すること

です。

 

・この根本学習とはなにか?

・なぜ本質が重要なのか?

という部分について詳しくまとめていきます。

TOEICの点数を上げたければテクニックよりも本質を意識せよ!

そもそもTOEICの点数をアップさせるためにはなぜ、問題を解くテクニックよりも本質が大事なのでしょうか?

 

最初にその疑問について一緒に解決していきましょう。

 

テクニックばかりだと長期的にTOEICの点数は伸びない

 

1つ目は当たり前のことですが、小手先のテクニックばかり研究しても英語の実力は伸びません。

 

本質を押さえないということは、建築に例えていうなら建物の土台となる骨組みをしっかりと固めていないのと同じです。

 

骨組み部分をおろそかにして外観だけを重視しているような感じですから、台風や地震などの災害が起きた時に外部の暴風や揺れに耐えられなくなって、建物は無残に崩れ落ちてしまいます。

 

それと一緒で英語の本質(骨組み部分)をおろそかにしてテクニック(外観)ばかりを中心に勉強してしまうと、

ネイティブの音声を聞いた時や大量の長文を目の当たりにした時に、全く身動きが取れずに的確に対処できなくなってしまうのです。

 

なので、長期的に英語力を伸ばして行きたいのであれば、問題を解くテクニックを重視するのではなく本質をしっかり見定めることが重要になってきます。

 

そして一度本質を身につけてしまえば、長期的にTOEICスコアは上がって行きますし、そこで得た英語力は一生ものです。

 

逆にテクニックばかり重視して予想問題集の対策ばかりしてしまうと、一時的に点数は伸びると思いますが、その点数の伸び方はほんの少しでそれ以降の進歩はまず有り得ません。

 

タカツ
本気でTOEICスコアを上げたかったらTOEIC学習の本質を捉えて長期的に物事を見ていこう。

 

努力の方向性を間違えてしまう

 

2つ目は、TOEICの本質を知らなければ努力の方向性を間違えてしまうということです。

 

本質が分かればそこから逆算して最良の対策を練ることができるのですが、

本質を見失うとTOEICの点数を上げる正しい勉強法と間違った勉強法の区別が分からなくなって、間違った勉強に走ってしまう可能性があります。

 

というか、実際その可能性の方が高くて

「聞き流しながらリスニングをしていたり」

「多読ばかりしていたり」

と、変な勉強をしてしまっている人が多いです。

 

そして人間はある物事に執着しすぎると、『イケア効果』といって手間をかけて取り組んだものに愛情を持つ性質があります。

 

これは英語学習にも当てはまります。

 

要するに、間違った勉強のやり方に執着しすぎるとその勉強法に愛情が芽生えて、

「自分が今やっている勉強は正しいんだ!」

「他人のしている勉強法は間違っている!」

と錯覚してしまい、それによって無駄な勉強に時間を使ってしまって貴重な時間という資源を浪費してしまうのです。

 

なので、

「今自分がやっている勉強は本当に正しいのか?」

「イケア効果によって錯覚しているだけなのではないか?」

と常に疑いながら勉強してもらいたいです。

 

タカツ
何かに執着することは大事だけどハマればハマるほど心理的な罠におちいってしまうよ、、。

 

ネイティブの思考回路が身につかない

そして3つ目なのですが、そもそもTOEICの本質を掴んで勉強しないと英語を英語のまま理解して速読したり、試験の放送で流れてくる英語音声を聞き取ることは間違いなく不可能になります。

 

なぜならテクニック重視の勉強をしているだけだと日本人脳のまま勉強をしているだけで、ネイティブの人と同じ思考回路で英文を読んだり聞き取ったりする訓練をしていないからです。

 

日本人脳のまま小手先で英語が出来て、ある程度TOEICスコアも上がったとしても、いざ海外に出た時に英語脳に対応できていないことから、外国人に何か言われてもわからない状態になります。

 

こんなの、せっかくTOEICで好成績を収めても海外で役に立たなければ就活以外でほとんど意味がないですよね。

 

そしてTOEICである程度成績を残しているにもかかわらず、海外では英語が話せない日本人が非常に多いです。

 

テストではある程度英語ができても実社会で英語ができなけ社会人になった瞬間に後悔することになりますから注意してくだいさいね。

 

まずはネイティブの思考回路を鍛えることから始めていきましょう。

タカツ
日本語脳から英語脳へ変換していこう!

 

本質が分かれば英語学習のモチベーションアップに繋がる

次で最後です。

 

TOEICの本質を押さえておくことで建物の骨組みを安全に構築することができるわけですから、TOEICの点数が極端に下がったりという変動が起こりにくくなります。

 

つまり、安定的かつ確実にTOEICの点数をアップさせていくことができるのです。

 

すると、勉強量に比例して点数も伸びていくようになりますから、TOEICで毎回ビクビクしながら試験を受けることはなくなります。

 

毎回不安に思うことなく以前よりもリラックスしながら試験に臨むことができるのでTOEIC試験に攻めの姿勢で打ち込むことができるのです。

 

タカツ
TOEICスコアのボラティリティ(変動)が安定して点数がアップしていくから精神状態もかなり安定するよ。

 

また、試験を受ける前に「今の段階ならこのぐらいの得点かな?」と予想することもできるようになります。

 

基本的にTOEICの本質を押さえてしまっていれば、予想のスコアよりも下回ることはなく現状維持かそれ以上の得点になるのが普通です。

 

もしあなたの点数が想像以上の高スコアだった場合、それを見た瞬間の嬉しさは以前よりも倍増し、今後の英語学習のモチベーションも一気に上がるでしょう。

 

また、試験でリラックスしながら問題を解くことができるようになれば、リラックスすることで脳内に『セロトニン』という神経伝達物質が活性化し、

向上心と集中力を保ってTOEIC試験に臨むことができるため、非常に長い試験を圧倒的な集中力で乗り切ることができます。

 

本質を押さえていれば、これだけプラスの効果があるのでTOEIC初心者の方こそ本質を意識して勉強していってもらいたいです。

 

TOEICの真の本質

では、TOEICの真の本質とは具体的に何なのでしょうか?

 

先ほど、TOEICの本質とはリーディングとリスニングの根本学習とざっくり言いました。

 

なので、リーディングとリスニングの2つの本質を見定めていくことになります。

 

それは次の通りです。

 

TOEICの本質

・リーディング→英語を英語のまま読み取るスキル

・リスニング→英語を確実に聞き取って、聞き取った情報を確実に処理できるスキル

これが本質です。

 

これさえ見逃さずに勉強していけば、確実にあなたのTOEICスコアはアップしていきます。

 

多くの人は、

「TOEICは速読が大事だから多読がベスト!」

だとか

「パラグラフリーディングで文の全体像を見よう!」

といったノウハウやテクニックに意識が行きがちですが、多読をずっとしていたとしても英語を日本語に翻訳しながら読んでしまえば無意味です。

 

パラグラフリーディングなんてものは、TOEIC上級者のためのリーディングテクニックであって、初心者が攻略できる手法ではないのです。

 

このように、本質を見失なってしまえば無意味な勉強法によって時間を失っていきます。

 

しかし本質を先に押さえておくと、そこから逆算思考でTOEIC対策を練ることができるので結果的に最短距離でTOEICの点数をアップさせることができます。

 

TOEICの点数を最短時間でアップさせるおすすめの勉強法

では、具体的にどうやってリーディング・リスニングを勉強していけば良いかを話してきます。

 

基本的にリーディングとリスニングはセットで学習するのが良いと言われています。

 

注意

ただし、ある程度英語の発音を認識できる人限定です。なので初心者はまず発音を学習するところから始めることをオススメします。(以下、関連記事)

【完全保存版】英語発音練習の勉強の仕方を徹底解説!

 

リスニングとリーディングを同時に学習する理由は、単純に一緒に勉強した方が時間対効果が高いというのもありますが、リーディングとリスニングは同じ脳の場所で情報処理をしているため、学習効率が高いわけです。

 

同じ脳の場所で情報処理をしているということは、理論上ではリスニングができるようになればリーディング力も伸びて行きますし、リーディングができるようになればリスニング力もついていきます。

 

しかしあくまで理論であって、英語の発音を正しく理解していなかったら実際にはリーディング力とリスニング力の伸び方は比例しません。

 

タカツ
リーディングとリスニングは同じ脳の場所で思考を働かせているにもかかわらず、片方ずつの勉強では実力の伸び方が比例しないからセットで学習する方が効率が良いということ。

 

そこで、オススメなのがTOEIC対策の音声付き問題集を使うことです。

 

特に最初はリーディングセクションよりもリスニングセクションを重視した方が良いでしょう。

 

初心者が音声を使ってリーディングセクションの勉強をし始めると、長文が長すぎて聞き取れずに挫折する可能性があります。

(part5はまだ良いとして、part6、part7は要注意です。)

 

なので、まずは初心者であればあるほどリスニングセクションから対策を練っていきましょう。

 

次に、どうやって勉強していけば良いのかという話になるのですが、

 

これは、

『リスニングを確実に聞き取れるまで反復する』

という勉強をしていきます。

 

とにかくここでは確実に音声が聞き取れるまで徹底的に繰り返してください。

 

この時に重要になってくる勉強法が『ディクテーション』という勉強法です。

 

ディクテーションとは、

「聞き取った英語をそのまま書き取る」

という勉強法で、確実に英語を聞き取ることができなければ聞き取った単語やスペルを書き取ることができません。

 

ディクテーションが慣れてきたら今度はリーディングセクションの対策に移って、英文を徐々に長くしていってディクテーションを繰り返します。

 

ディクテーションは英語力を伸ばすのには非常に効果が高いです。

これをすることで、

 

・英語の発音を的確に聞き取る力の向上

・聞いた通りに理解できる力から読んだ通りに理解できる力への変換

が同時に起こってきます。

 

これにより、ディクテーションをするだけでスラスラ英語が聞き取れるようになり、スラスラと英文が読めるようになってきます。

 

TOEICの得点がなかなか伸びなくて悩んている方は、ぜひこの方法でディクテーションを試してみてください。

 

まずは英語の本質を確認してから逆算思考でTOEIC対策に打ち込んで行きましょう。

 

今回の話は以上です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

⚠️注意⚠️

※このブログでは、閲覧者の悩みを優先的に解決するために英文法を日本語で解説していますが、英語を日本語で学ぶことは推奨していません。

詳しくはこちらで解説していますが、ご理解の方よろしくお願い致します。

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僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
  1年でTOEICスコアを420点から955点
伸ばすことができました。

 

とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。

 

もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。

 

海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。

 

英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。

 

しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、

今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。

 

なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。

 

だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。

 

その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。

 

そして、そういう人が少しでも増えれば、

 

一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、

世界はもっと良くなると本気で思っています。

 

そういった理念から、
僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
その方法論を1つの書籍にまとめてみました。

 

科学的根拠のある
学術観点から考察して解説していますので
誰にでも当てはまる
普遍的な内容だと思います。

 

もし興味があればぜひ読んでみてください。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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