タカツです。
先日、ブログの読者さんからこんな質問を頂きました。
<質問>
ー地元の会社に勤務している40代のサラリーマンです。私自身、今までの人生がほとんど国内ばかりで過ごしてきました。海外へは大学生のフィリピン旅行以来一度も行っておらず、今はずっと仕事ばかりです。ですが、最近ある程度の貯金が貯まってきたので家族と一緒に海外旅行に出かけたいなと思い始めました。そこで海外旅行をより楽しむために英語の勉強をし始めたのですが、40代から始めてももう遅いでしょうか?ー
40代の方からの質問で、まだ40代になっていない僕からしたらどうこう意見が言える立場ではないですが、せっかくの質問なので個人的な見解を述べていこうと思います。
早速結論から言うと、
です。
僕はまだアラフォーではないので、こんなことを言うと批判を受けるかもしれません。
ですが、客観的な材料を基にして判断すればそういう結論になってしまいます。
もちろん英語は若ければ若いほど習得スピードも早いです。
それは間違いなくて、年齢が上がるにつれて記憶力が低下してきます。
しかし、例えそうだとしても、
「40代から英語を学ぶのは手遅れ」のようにはならないと思います。
その理由と、40代からできる英語の学び方について本記事では書いていきます。
興味がある方は読んでみてください。
目次
40代から英語を勉強しても遅いと思っている人が多い
「40代から英語を勉強するのはオワコン」
みたいな感じで巷では思われていますが、なぜそう言い切れるのかが疑問です。
・認知機能が落ちてきたから?
・40代からだと英語の発音を聞き分けることができないから?
・仕事が忙しくて学生みたいに勉強する時間がないから?
彼らに聞いてみると、上のような意見が色々と出てきます。
しかし、こういうのは全て言い訳として並べているだけなんじゃないでしょうか?
例えば、
「認知機能が落ちてきたから」
という意見の場合だったら、
健康に気を配って認知機能を上げる努力をしたらいいだけですし、仕事が忙しくてもどこか絶対に隙間時間とかあるはずで、しっかりと計画を練り直して英語学習に励めばいいだけです。
「40代から英語を勉強しても、発音の改善の余地がないからリスニング力は一向につかない」
という意見に対しては、
「それは客観的に基づいたデータから調べてきた意見ですか?」
と言いたくなります。
言語学の研究では普遍文法説や臨界期説など、
様々な学説があるのですが、
どの説を見ても
「大人になってから第二言語を勉強しても言語は身につかない」という研究結果は存在しません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
このように、
「40代を超えてから英語を勉強してももう遅い」
という意見には、あまり論理的な理由が無いんですよね。
だから合理的に判断すると、
「40代から英語を勉強するのは時間の無駄とは言えない」
ということになります。
英語を学ぶ理由が明確になっていればそれで良い
なのでもしあなたが本気で
「英語を学びたい!」
と思っているのであれば、それは年齢に関係なく勉強すべきです。
何の根拠もないのに
「大人から英語を勉強しても無駄だ」
と思うのは非常に勿体無いですし、
可能性の視野を一気に狭めてしまっていることになります。
今これを読んでいる時こそが一番若いのですから、今から勉強した方が後悔も少ないです。
そしてもし英語を学ぶのであれば、英語を学ぶ目的を明確にすると良いと思います。
学ぶ目的がなければただ暗闇を突っ走って勉強することになりかねません。勉強も非常に苦痛になります。
逆に英語を学ぶ目的があれば、ゴールから逆算して勉強することができます。
ゴールを決めるだけでも、モチベーションを保つことができ、最後まで突っ走っていくことができます。
目的があるかないかで英語を学ぶ姿勢が全然違ってきますので、英語を勉強する前にそこだけは明確にしみてください。
英語を学ぶ目的の決め方に関しては、以下の記事を参考にして頂けたらと思います。
40代からの英語の学び方
それでは40代からの英語の学び方を見ていきますが、おそらく、
「英語学習に失敗したくない」
「効率的に英語を身につけたい」
と思っているはずです。
もちろん40代の人だけじゃなくて、僕たちの世代でもみんなそう思っているのですが、年齢を積み重ねれば積み重なるほどその思いは強くなる気がします。
ですが、日本にいるあなたが『効率的な英語学習法』を発掘するのは正直言って至難の技です。
というのも、英語教材やスクールを提供している側はあらゆる手段を使ってそれらを販売したいからです。
・まずはカタカナ発音から!
・留学で全てが解決
・スクールに通って英会話を攻略!
などなど、様々な宣伝を使ってあなたの気を惹かそうとするのですが、これらのほとんどが『罠』だということに気づいてください。
なぜこれらが『罠』だと言い切れるのかというと、日本のTOEICのスコアを見れば明らかだからです。
これほどまでにも英会話スクールや留学の宣伝が蔓延している中で、日本のTOEICスコアは世界と比べて圧倒的に低いです。
すると、データを見て客観的に判断すれば、英会話スクールや留学プログラムなどはほとんど意味がないのではないか?ということが読めてきます。(もちろん全く意味がないわけではないですが、、)
そして、僕の知り合いでも1年間オーストラリアに留学に行って、結局オーストラリアの友人ができただけで、ほとんど英語力は身につかなかった人もいました。
こんな感じで日本にはたくさんの英語学習の『罠』が潜んでいます。
なので、まずは英語学習の学び方を改める必要があると思います。
アラフォーこそ独学で勉強すべき
もしあなたが英語を勉強してきた、経験があるなら今まで英語を勉強してきた経緯を振り返ってみてください。
・受験英語の感覚でずっと英語を勉強してきた
・週に1、2回英会話スクールに通っていた
・TOEICの対策をたくさんしてきた
・海外へ留学したことがある・・・etc
色々あると思いますが、
今までたくさん英語の勉強をしてきたのにそれでも英語について悩んでいるのであれば、それはもしかしたら勉強法自体が間違っているかもしません。
なので、今の英語の勉強法で伸び悩んでいるのであれば一度僕の勉強法を参考にしてみてください。
僕の勉強法は『独学』が中心です。
なぜ独学かと言いますと、僕自身独学で英語を身につけてきましたし、独学の方が英会話スクールや留学よりも効率的だということが分かったからです。
そして僕の独学勉強法は受験勉強的なやり方ではなく、ちゃんと実社会に通用するロジックになっています。
詳しい勉強法はメルマガで詳しく解説していますが、このブログでもサラッと説明しておきます。
音の改善が先決!国語力はその後の問題
まず、英語を勉強するとなると、ボキャブラリーを増やすか英文法を勉強するかリスニング力をつけるか英会話を学ぶか色々と悩むと思います。
そこで僕の結論ですが、
『まずは発音を攻略するところから』
が大事です。
なぜ発音が大事なのかというと、発音を知らないとネイティブなら聞き分けられる英語の音が聞き分けられないからです。
なので、まずは発音から勉強することが賢い選択です。
40代からだと発音を学んでももう遅いと思われがちですが、100%発音を身につける必要もないでしょう。
もちろん発音が分かれば分かるほどリスニングの精度も増してくるのですが、ある程度英語が使えるようになりたいのであれば、100点ではなく80点を目指す努力をする方が安心して勉強できます。
そして発音が身についたらあとは国語力の問題なので、英語の文章をたくさん読むという「多読」に挑戦してみてください。
英会話はある程度英語力を積んでからやる
発音が分かってある程度の英語力が身についたら、英会話を学んで行ってもいいです。
発音と英語情報処理力が備わっていないと、
「そもそも相手が何を言っているのか分からない」
「相手の喋るスピードが速すぎて理解できない」
という事になってしまいます。
ですので、順番的には
発音→英語力→英会話
の順番で勉強していかなければいけません。
そして最近は独学でも英会話が学べる環境になってきました。
『Speak Buddy』という人工知能の英会話アプリが発達してきていて、わざわざ英会話スクールに行かなくても独学で勉強することができます。
「外国人とコミュニケーションをしないと英会話は身につかない」
という人もいますが、スクールに通っても週に1、2回程度しかやりませんよね。
それに対してアプリの場合は、好きな時間に好きなだけ英会話の練習ができます。
お金に余裕がある人は両方ともやってもいいかもしれませんが、そんなに余裕がない人は、まずは金銭的リスクの低い英会話アプリを使うことをオススメします。
まとめ:40代から英語を学ぶことが無駄なら何を学んでも無駄だと思う
そんなわけで、僕が40代の人にお勧めしている英語の学び方を紹介してみました。
40代からでも英語を学ぶことは可能だと思っていますし、もし40代から英語を勉強しても無理だと思うのであれば多分他の何をやっても無理だと思います。
記憶力に衰えを感じるならあらゆる手段を使って記憶力を高める努力をしたらいいだけですし、時間がないのであれば移動時間などを使って英語を勉強すれば良いのです。
やる後悔よりもやらない後悔の方が大きく後悔するものです。
年齢問わず、これから英語学習をしたいと思う方は、悩んでいるのではなくて今すぐチャレンジしてみてください!
その時に僕のブログ記事が少しでもあなたの役に立てれば幸いです。
それでは今日の話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
160ページ分の電子書籍を今だけ無料配布中
僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
1年でTOEICスコアを420点から955点に
伸ばすことができました。
とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。
もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。
海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
惨めな日々を過ごしたこともあります。
英語なんて
ただの雑音としか聞き取れませんでした。
しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、
今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
外国人と自然な会話が
できるようになりました。
なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。
だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。
その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。
そして、そういう人が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、
世界はもっと良くなると本気で思っています。
そういった理念から、
僕がどのように英語学習に取り組み、
ゼロから今の英語力を築いていったのか、
その方法論を1つの書籍にまとめてみました。
科学的根拠のある
学術観点から考察して解説していますので
誰にでも当てはまる
普遍的な内容だと思います。
もし興味があればぜひ読んでみてください。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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タカツ様
アラフォーから(30代後半)英語スタートした者です。
ハリウッドスターの名前さえ覚えられない、
英語が大嫌いだったわけではないのですが、中1レベルの英単語が書けない。
そんな私が一念発起し、アメリカへ大学の短期留学できるまでには、
約1年かかりました(笑)
今回、タカツ様のblog40代からの英語勉強方法を
とても楽しく拝読させて頂きました。
そして、私の英語勉強方法と、とても近い感じがしました。
しない人は、言い訳ばかり!
年齢のせいにする人は、…もぅコメントできないです(笑)
英会話スクールが悪いとは言いませんが、
スクール通えば上達する!
…と思っている英語初心者の方々が多過ぎる世の中。
タカツ様がとてもわかりやすく説明して下さっている、このblog…。
英語を始める方の近道として、一人でも多くの方に行動を起こして
頂けることを願っております。
みさ
みさ様、コメントくださりありがとうございます!
みさ様のような方が熱意を持って英語学習をしてくれていること、本当に素晴らしく思います!
年齢などを理由にして語学を諦めている人が結構多いんですが、本当にもったいないです。
第二言語習得理論では、大人になってからでも英語はできるようになるという説が圧倒的に有力ですし、実際に大人になってから英語ができるようになった人の例はたくさんいますので、その調子で諦めずに頑張っていただければ幸いです。
僕も多くの英語学習者に有益な情報を提供していこうと努力してまいります。
応援してくださりありがとうございます^^
タカツ