こんにちは!ライターのMASAです。
コロナが流行するまでは仕事で毎年イギリスに滞在していました。
イギリスも英語が話されている国ですが、その歴史や文化、人々の価値観などはアメリカなど他の英語圏の国とは異なる特徴を持っています。
今日はそんなイギリスの英語についてお話しようと思います。
目次
私たちがなじみのある英語は「アメリカの英語」
さてタイトルに戻りますが、昨今のコロナ禍、飲食店の営業時間短縮の影響やUber Eatsの人気で、『持ち帰り』は一気にポピュラーになりましたね。
皆さんご存じの通り、『持ち帰り』は英語で「テイクアウト」です。
日本語でもおなじみですね。みなさんも一度は利用されたことがあるのではないでしょうか?実はこの”take out”という言葉、イギリスではあまり耳にしません。
イギリス人にとっては”take away”なんです。
ご存じのように、アメリカでもイギリスでも英語が話されていますが、我々日本人になじみのある英語の多くがアメリカのものです。
英語の映画といえばハリウッド映画が有名ですよね?しかし、言葉によってはアメリカでは通じない、イギリスの英語が使われていることがあります。
最近はTOEICなどのリスニング問題でも、アメリカ人だけでなくイギリス人の会話が入った問題も出題されています。
イギリス人の会話を聞いて「なんだこれ?」とならないように、今日は日本のカタカナ英語を例に、それがアメリカ由来のものなのか、それともイギリス由来のものなのか考えてみましょう!
アメリカ英語?イギリス英語?
それでは次のカタカナ英語はアメリカ英語でしょうか?イギリス英語でしょうか?考えてみましょう。
- ポテトチップス
- トイレ
- (車の)トランク・ボンネット・ナンバープレート
- サッカー
- ガソリン
- タクシー
- セーター
答え合わせ
さて、いかがだったでしょうか?それでは答え合わせです。
1.アメリカ ”potato chips”
イギリスとアメリカで意味が違う、紛らわしいことばの代名詞。イギリスで“(potato) chips”は「フライドポテト」を意味します。
イギリスの伝統料理「フィッシュ&チップス」は白身魚のフライとフライドポテトですよね?
ちなみに、イギリスで「ポテトチップス」は”crisps”です。
イギリスのお弁当”packed lunch”にはサンドイッチと”crisps”が必ず入っているくらい、お菓子としては定番です。
2.イギリス ”toilet”
アメリカでは”bathroom”、もしくは”restroom”と言います。
英語の先生に「”toilet”は直接的すぎるから使わないように!」と教わった人もいるかもしれませんが、イギリスでは堂々と言って大丈夫です(笑)
少しずつ発音は異なりますが、フランス語”toilette”,ドイツ語”toilette”、オランダ語”toilet”といったように、ヨーロッパでは「トイレ」が多数派です。
3.アメリカ ”soccer”
これも有名な違いではないでしょうか?
もともとは足で行う球技の中で、現在のサッカーのルールを採用した競技を”association football”と呼んでいました。
その後、イギリスでは”football”、アメリカではassociationを省略したsocにerをつけて“soccer”と呼ばれるようになりました。
ちなみに、その時イギリスの名門校ラグビー校で採用されていたルールを採用した球技がラグビー ”rugby”です。
4.(順に)アメリカ ”trunk”、イギリス “bonnet”、イギリス “number plate”
部位ごとにアメリカ英語とイギリス英語が混ざっています。
うーん、紛らわしい。「トランク」はイギリスで”boot”、「ボンネット」はアメリカで”hood”、「ナンバープレート」はアメリカで”license plate”です。
5.アメリカ “gas(gasoline)”
これはアメリカ英語そのままですね。イギリスでは”petro(petrol)”と言います。
「ガソリンスタンド」はアメリカでは”gas station”、イギリスでは”petro station”です。
6.イギリス ”taxi”
これは意外に感じる人が多いのではないでしょうか?車関係はややこしいですね。
アメリカではニューヨークの代名詞”yellow cab”の”cab”が一般的です。
7.アメリカ “sweater”
発音は「スウェター」とWの音が入るので少し異なりますが、おおむねアメリカ英語そのままと言っていいでしょう。
ちなみにイギリスではなんと”jumper”!知らないと「何言ってるの?」ってなりますよね。
まとめ:「英語」といってもさまざま
いかがだったでしょうか?
もちろん日本のカタカナ英語のほとんどはアメリカ由来の単語ですが、意外とイギリス由来のものも多かったのではないでしょうか。
また、今はTOEICなど資格試験のリスニング問題でも、アメリカ人だけでなくイギリス人、カナダ人、オーストラリア人など複数の国の人の音声で作られています。
TOEICや大学入試などだと、アメリカ英語やイギリス英語、オーストラリア英語が混ざったリスニング試験を出してくるのですが、いろんな英語の音声を聞いてみると、発音やアクセントの位置が違って混乱したりしてしまいます。
それを避けるためにもまずは、
「どの国の英語を学びたいのか」
という視点で英語学習に取り組まなければいけません。
大きく分かれるのがアメリカ英語とイギリス英語ですが、これらはまずはどちらかの英語に絞って、徹底的にそれだけに集中して英語を学ぶ、という方法で勉強しないと非効率的ですね。
アメリカ英語を勉強するんだったらアメリカ英語。
イギリス英語を勉強するんだったらイギリス英語。
まずはどちらかに絞って勉強し、一方の英語の発音が理解できるようになったら、もう一方の英語の発音を勉強する。
こうやって1つ1つ丁寧に言語をマスターしていったほうが、混乱は少ないかと思います。
まあ一口に英語といっても、日本の方言のように色々なバリエーションがありますので、このような視点で英語を勉強するともっと楽しくなりますよ!
【参考】
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
関連記事:アメリカ英語とイギリス英語について
→【発音図鑑】アメリカ英語の口の動きを立体的に再現してくれる神アプリを紹介
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僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
1年でTOEICスコアを420点から955点に
伸ばすことができました。
とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。
もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。
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ただの雑音としか聞き取れませんでした。
しかしそんな僕でも、
本格的に英語と向き合って
少しの間だけ真剣に取り組んだところ、
今でははっきりと
英語が聞こえて理解できるし
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なぜそんな状態から上達できたのか?
というと効率的な勉強法を知ったからです。
だからネイティブを相手にしても
緊張せずに話せるようになりました。
その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも英語スキルを
身につけられると確信しています。
そして、そういう人が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて
たくさん人がトラやヒョウのように
世界を飛び回り、
世の中の価値やサービスが進化して、
世界はもっと良くなると本気で思っています。
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