動名詞、不定詞を目的語にとる動詞の違いと使い分け〜覚え方はたったこれだけ

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動名詞と不定詞を目的語にとる動詞の
違いがよくわかりません!

 

よく高校生や受験生から
そんなことをよく聞かれます。

 

僕は、動名詞不定詞の見分け方には
2種類の方法があると思っているのですが、
この記事では

 

・動名詞と不定詞
 ってどういった特徴の違いがあるの?

・動名詞を目的語に取る動詞
 ってどんなのがあるの?

・不定詞を目的語に取る動詞
 ってどんなのがあるの?

 

みたいな疑問に答えながら

 

「今、自分が1から覚え直すならこうやる!」

 

という内容で解説いたします。

 

今回は結構有益な話なので、
「英文法の教科書」みたいな感じで
有料noteとして販売しようかなー
って思ったんですが、

 

この記事を読んで

 

・英文法が得意になる人

・この知識をもとにさらに英語力を
 伸ばしていってくれる人

 

がもっと増えたらいいなって思って、
当ブログにまとめることにしました。

 

ある3〜4つほどのパターンを知ってほとんどの文法問題を攻略できるものです。

 

もしよかったら参考にして見てください。

 

タカツ
それでは始めて行きます

動名詞と不定詞の違いを使い分けるポイント

僕は動名詞と不定詞の区別の仕方は
中学生の頃に習いました。
(多分みんなもしてるんじゃないかな…?)

 

例えば、

 

They wanted to play baseball.

They enjoyed playing baseball.

 

のように、

 

「wantが来たら”to不定詞”で、
enjoyが来たら”動名詞”を使う」

 

と学んできたんですね。

 

でも、

高校生になると覚える量が一気に増えて、
普通の暗記じゃ対処しきれずに
最終的に挫折してしまう
というパターンになってしまいました。

 

タカツ
正直、覚える量多すぎ、、

 

「目的語を動名詞にするか、
 不定詞にするか」

 

というのは動詞の語法によって
決まっているので、
結局1つ1つ覚えていかなければ
いけないという事実は確かにあります。

 

しかし、

いきなり1つ1つ
無理矢理覚えていくのは、
なかなか面倒臭いですよね。

 

実は、

動名詞・不定詞を
目的語にとる動詞を
そのまま暗記するのはかなり非効率

 

なんです。

 

というか、あまりにも覚えることが
膨大すぎてやってられなくなります。

 

そこで、僕がオススメする
記憶方法を2つご紹介しておきます。

 

これはどちらが正解というのはないので、
あなたの好きな方で
実践していただければ良いでしょう。

 

【暗記法①】語呂合わせで覚える

 

これは昔から
塾や予備校にある語呂合わせで

 

「MEGAFEPS(メガフェプス)」

 

というものがあります。

 

これは、

 

動名詞を目的語にとる
動詞の頭文字を繋げて一気に覚える

 

というもので
知っておくとかなり便利です。

 

とにかく頭に詰め込んで
記憶したい人にオススメします。

 

詳細はこの記事とは
別に紹介していますので
関連記事を載せておきます。

 

 

【暗記法②】イメージで理解する

動名詞、不定詞を目的語にとる動詞は
それぞれ共通のイメージがあります。

 

今回ご紹介するのは
このイメージで覚える方法です。

 

パターンが3〜4つほどあるので、
それについては次のパートで説明します。

 

動名詞を目的語としてとる動詞の覚え方

動名詞を目的語としてとる動詞には、
3つの特徴があります。

 

この3つの特徴を
しっかりと把握しておけば、

 

動詞の意味だけで
目的語に動名詞が来る

 

ということを
予想できるので非常に万能です。

 

1つずつ順に説明していきます。

 

消極的行動を示す

 

まず1つ目の特徴が、

 

動詞の意味が消極的行動を示す場合は、
その動詞の目的語は動名詞になる

 

ということです。

 

例えば、mind「嫌がる」
という動詞などがそれにあたります。

 

ある物事に対して、

 

・嫌がっている
・絶対にやりたくない

 

という意味だから、
明らかに『消極的な行動』
を示していますよね。

 

ですので、mindは動名詞を目的語
とする動詞なのです。

 

例題

(  )に当てはまるものを以下の選択肢から選べ

 

Would you mind (  ) the window?

①opening
②to open

 

訳:窓を開けてくれませんか?

(直訳):あなたは窓を開けるのが嫌ですか?

 

例えば、上のような選択問題があったとします。

 

mind「嫌がる」は
消極的な意味が込められているわけなので、
空欄は『動名詞』をとるのが最適です。

つまり、openingが答えになるわけですね。

 

『消極的行動』を示す動詞の代表例を
列挙しておくので
確認しておいてください。

 

消極的行動を示す動詞一覧

・mind「嫌がる」

・excuse「言い訳をする」

・give up「諦める」

・avoid「避ける」

・escape「逃げる」

・postpone「延期する」

・put off「延期する」

 

動名詞は『過去志向』のニュアンスが強い

 

2つ目の特徴は、
動名詞が『過去志向』のニュアンスを取るということです。

 

訳としては、
「もうしてしまったこと」
を示す日本語訳になります。

 

過去志向の動名詞をとる動詞としては、

 

・excuse
・admit
・deny

 

などが該当しますのでぜひ覚えておきましょう。

 

【例】

He denied knowing anything about the plan.

(彼はその計画について何も知らないと言った。)

 

例えば、deny「〜を否定する」を使った例文を見てください。

 

“deny”直後の動名詞knowing(知っていること)は、もともとの動詞”know”から来ているものです。

 

knowの意味は、

 

「現在知っている」

「初めて知ったのは過去」

「その過去の時点でもう知ってしまった」

 

という『過去志向』を表す動詞となります。

 

つまり、”know”はto不定詞ではなくて動名詞として使われるのです。

 

また、動名詞が過去志向を表す場合、その動名詞を目的語とする動詞:excuse/admit/deny…は全て、

 

「もうしてしまったこと」について、

 

・言い訳をする(excuse)
・認める(admit)
・否定する(deny)

 

のです。

理解できましたか?

 

動的なイメージを表す

 

3つ目のポイントは

 

動的なイメージを示す場合に
動名詞が使われる

 

ということです。

 

例えば動詞の
imagine「…を想像する」がそれに当てはまります。

 

imagine playing the piano
といえば、

 

ピアノの鍵盤の上を指が滑らかに動く

 

ということがイメージできますよね。

 

タカツ
逆に静的なイメージで捉えられるものは動名詞にならない(つまり不定詞)ということ!

 

動的なイメージを表す、
動名詞を目的語とする動詞の中では

 

・imagine
・practice
・consider

などが代表例です。

 

こちらも覚えておくべき
単語になります。

 

また、動的なイメージは言い換えると『躍動感(動的イメージ)』を伴います。

 

『躍動感』を伴う動詞は
現在進行形が原則となるため、
この知識も覚えておいてください。

 

現在形と現在進行形の違いも
『動的イメージ(躍動感)』
がキーワードになってきます。

 

・躍動感とは何か?
・現在形と現在進行形の違いとは?

という点が気になる方は、下記の記事で解説しています。

 

 

一度参考にしてみてください。

 

受動的なイメージを持つ

また、受動的なイメージを示す動詞に
動名詞が使われることも覚えておきましょう。

 

次の2つが受動的なイメージを含んだ
動詞の代表例です。

 

受動的なイメージを取る動詞の意味

・want「…される必要がある」

・need「…される必要がある」

具体例としては次のように使われます。

 

【例】

These shoes need washing.
(この靴は洗濯される必要があります。)

These shoes want washing.
(この靴は洗濯される必要があります。)

 

この2つの動詞は
不定詞 “want to…、need to…”としても
使われますので、混乱しがちです。

しかし、イメージで考えれば、
すぐに使い分けることができます。

 

want…ing, need…ingは受動的なイメージ

want to…, need to…は能動的なイメージ

 

簡単ですね。
次からto不定詞に関する例もいくつか紹介していきます。

 

不定詞を目的語としてとる動詞の覚え方

次に、不定詞を目的としてとる動詞について解説していきます。

 

こちらは動名詞を目的語とする動詞とイメージが逆転しております。

 

つまり、不定詞を目的語とする動詞は、動名詞を目的語とする動詞と対照的なイメージで考えていただければ簡単です。

 

動名詞が『過去志向』『動的なイメージ』『受動的なイメージ』ならば、

不定詞は『未来志向』『静的なイメージ』『能動的なイメージ』になりますね。

 

また、不定詞が目的語として使われることにいまいちピンとこない方は、関連記事を参考にしてみてください。

 

 

『未来志向』『能動的』なニュアンスを持つ

不定詞を目的語とする動詞の最大の特徴は、

 

『未来志向』『能動的なイメージ』を示す

 

という点です。

 

未来志向を表す動詞は
以下のように4つのグループに分類されます。

具体的に例文と一緒にまとめておきます。

 

未来志向を表す動詞

願望want/would like/expect/wish/hope…

→例文:I hope to become a basketball player.

訳「私は、バスケットボール選手になることを望んでいる。」

 

意図intend/mean/promise…

→例文:She means to be a actress.

訳「彼女は女優になるつもりだ。」

 

決定decide/determine…

→例文:They decided to postpone their departure.

訳「彼らは出発の延期を決めた。」

 

拒絶refuse…

→例文:She refused to clean the toilets.

訳「彼女はトイレ掃除を拒んだ。」

 

具体的にまとめると上記のようになりますが、
大まかに、

 

「to不定詞が
 目的語にとる動詞は未来志向」

 

と考えても構いません。

 

want「…したいと望む」は、
未来のことを望んでいる動詞です。

 

determine/decide「…しようと決める」
も未来のことを決める動詞です。

 

promise「…すると約束する」
intend「…しようと考える」
も、未来の行動を意味している動詞ですね。

 

つまり、目的語がto不定詞になるグループに分類さるわけです。

 

静的なイメージを持つ

 

続いて、不定詞の特徴として、
『静的イメージ』があります。

 

例えば、try…ingとtry to…で
イメージを考えてみると分かりやすいです。

 

①try…ing(試しに…してみる)

【例】

I tried lifting the bag.

訳:私は試しにそのカバンを持ち上げてみました(持ち上げることに成功した)

 

①の例では、カバンを実際に
持ち上げていることがわかります。

つまり、
「実際にカバンを持ち上げた」という
動的イメージがあるため、動名詞を使用するのです。

 

②try to…(…しようとする)

【例】

I tried to lift the bag.

訳:私はそのカバンを持ち上げようとしてみました(実際に持ち上げたかどうかは不明)

 

②の例では、
「カバンを持ち上げようとした」という気持ちを表現しているだけで、実際にカバンを持ち上げたと言う動作を含んでいません。

よって、静的イメージがあるため、
不定詞を使用します。

 

ここまで読んでいただければ、
動名詞と不定詞は、イメージが対照的だと言うことが理解できたのではないでしょうか?

 

まとめ

今回は動名詞・不定詞を目的語にとる動詞の特徴について、具体例を出しながら分かりやすく解説いたしました。

 

・2つ品詞の違いは対照的

・ポイントも3つ程度と多くない

 

Point

動名詞:過去志向、動的なイメージ、受動的なイメージ

不定詞:未来志向、静的なイメージ、能動的なイメージ

 

今回の話はどれも重要なので、
何度も読み直していただければ幸いです。

 

動名詞と不定詞の違いに関する問題はよく出題されます。

使い分けが難しいという方は、
上記のポイントをぜひ覚えておいてください。

 

今日は不定詞と動名詞に関する話をしましたので、そのテーマに関連した重要記事を載せておきます。

 

 

こちらもよければ参考にしてみてください。

 

それでは最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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