現在分詞と過去分詞の見分け方と、前置修飾と後置修飾の使い分け方を解説!

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英語について研究しているタカツです。

 

今回は、

『現在分詞と過去分詞』

『前置修飾と後置修飾』

の見分け方についてお話しします。

 

よく相談で、

 

質問者さん
「現在分詞なのか過去分詞なのかを見分ける問題がわからないのですが、一体どうしたらいいですか?」

 

という質問がきます。

 

分詞には、
『現在分詞』と『過去分詞』
の2種類が存在し、
下記のようにing形やed形になったりします。

 

<現在分詞と過去分詞の基本形>

・現在分詞→…ing形

・過去分詞→…ed形
(p.p.と言ったりもする)

 

一見すぐに区別できそうな雰囲気ですが、
上記2択の問題を迫られると、よく間違ってしまうんですよね。

 

現在分詞と過去分詞の結論をざっくり書くと
次のとおりです。

 

タカツ
現在分詞は…ing形、過去分詞は…ed形だけじゃなくて、しっかりと意味の違いも把握しておこう!

 

詳細をこれから詳しく掘り下げて喋っていきます。

 

ぜひこの記事を通して
『現在分詞』と『過去分詞』を
自由自在に使いこなせるようになってください!

現在分詞と過去分詞の見分け方

 

まずは現在分詞と過去分詞の見分け方
について説明します。

 

現在分詞と過去分詞の違いについて、

 

現在分詞は「ing形」
過去分詞は「p.p.」という形で名詞に修飾する

 

世間ではこのように知られています。

 

しかし、現在分詞と過去分詞は
さらに意味の細分化が可能です。

 

具体的に見分け方を分類すると、
以下のようになります。

 

現在分詞(ing表示)

①「…している」「…しつつある」
「…しながら」
動作』

②「…するような」様子』

 

という語訳で名詞に修飾される。

 

過去分詞(p.p.表示)

①他動詞のp.p.
「…された」「…されている」『受身』

②自動詞のp.p.
「…してしまった」『完了』

 

という語訳で名詞に修飾される。

 

見分け方としては、

 

「語訳」よりも動作や完了などの『用法』を意識する

 

ここがめちゃくちゃ重要です。

 

『用法』を知っていれば、
読解で名詞を修飾させながら読むときに、
綺麗な訳になって、非常にわかりやすくなります。

 

現在分詞、過去分詞の使い方例

 

それでは、
現在分詞と過去分詞の基本的な使用方法を、
例文を通して見ていきましょう。

 

現在分詞

【例文1】

Who is the girl playing the piano?

(ピアノを弾いている少女は誰ですか?)

 

この例文は、
「ピアノを弾いている」という
『動作』を表す用法が使われています。

 

ここでは、

“playing”という現在分詞が”the  girl”という名詞に修飾されて、「ピアノを弾いている少女」という訳が出来上がります。

 

【例文2】

Some people stood waiting for the train.

(列車を待ちながら立っている人たちも何人かいた。)

 

次の例文では、
“stood waiting”というところが
ポイントです。

 

“stood waiting”「待ちながら立っている」

“come singing”「歌いながらやってくる」

“go dancing “「踊りながら行ってしまう」

 

などなど、

 

『動詞+…ing形』の形を持った現在分詞は、「…しながら」という訳を持ちます。

 

そして上の例文の用法は、
「待つ」という『動作』を示しています。

 

タカツ
動的なイメージで捉えられるものは現在分詞と覚えておこう!

 

過去分詞

【例文3】

The police found the stolen passport in the room.

(警察はその部屋で盗まれたパスポートを発見した。)

 

つづいて、過去分詞の説明です。

 

上の例では、

 

“steal”「盗む」という動詞は他動詞

なので、”stolen”「盗まれる」という
『受身』の意味になります。

 

そして、この動詞が前から”passport”に修飾しております。

 

訳としては、「盗まれたパスポート」という訳となります。

 

【例文4】

I looked at the fallen leaves.

(私は落ち葉に目をやった。)

 

2つ目の文章では、

 

“fall”「落ちる」という動詞は自動詞

 

のため、今度は『完了』の意味で
「落ちてしまった」という訳になります。

 

“the fallen leaves”は、直訳では

 

「落ちてしまった葉っぱ」

 

になりますが、上の例文のように
「落ち葉」と意訳しても違和感ありませんね。

 

タカツ
『完了』と『過去』の違いが曖昧な方は関連記事を載せておくのでそちらを参考にしてね!

 

 

前置修飾と後置修飾の使い分け

現在分詞と過去分詞には、名詞を修飾する際、

 

『前置修飾』『後置修飾』

 

といった2種類の修飾の使い分け方が存在します。

 

先ほどの例文でも
分詞が前に修飾するものと後ろに修飾するものがありましたが、

 

これにはちゃんとしたルールがあるのです!

 

そのルールは以下の通りとなります。

 

前置修飾と後置修飾の違い

<前置修飾>
一語のみで名詞の前から修飾

<後置修飾>
2語以上のグループで存在し、
名詞の後ろから修飾

 

このルールをしっかりと理解できるように
これから例文を用いて解説していきます。

 

ライティング・スピーキングをする際は、
前置修飾と後置修飾の使い分け方を
自由自在に操れるようになってください!

 

タカツ
「また新しい用語がでてきたか!」って思ってしまうところですが、意外と単純です。

 

一語で修飾→名詞の前から

分詞や形容詞が名詞を修飾するときの
1つ目の使い分け方を説明します。

 

<ケース1>

『一語のみで修飾するときは
名詞の前から修飾する』

 

これは、前置修飾だということが分かります。

 

例文を用いて説明していきます。

 

【例文5】

Look at the flying bird.

(あの飛んでいる鳥を見なさい。)

 

上記例文だと、

 

“bird”という一語の名詞に対して、“flying”「飛んでいる」という現在分詞が前から修飾している

 

ことがわかりますね。

 

基本的に名詞が一語の場合は、今のように名詞の前から修飾することが多いです。

 

ただ、一語でも後置修飾になるケースもあります。

 

どのようなケースかというと、

 

<ケース2>

『その時に限定される、一時的な状態』

 

を示す時です。

 

この場合は、一語でも後ろから修飾することになります。

 

例えば、

“a plan available “と言うときに、
“available “は「利用できる」という意味を持ちますが、

「現在利用できるプラン」というように、
一時的な状態を指します。

 

なので、この場合はたった一語の場合でも、
後ろからの修飾になってしまうのです。

 

タカツ
『一時的な状態』と『短時間の継続』は似ているようで少し違います。詳しくは関連記事から現在形と現在進行形の違いの記事を参照に!

 

 

2語以上で修飾→名詞の後ろから

 

2つ目の使い分け方は、

 

『二語以上のグループとして存在する
名詞に修飾するときは名詞の後ろから修飾する』

 

というものです。(つまり後置修飾です。)

 

2語以上で修飾される例文を確認すると、
例えば次のようなものです。

 

【例文6】

That was a watch given her by grandfather.

(あれはおじいちゃんから彼女に与えられた時計だった。)

 

この例文はまず、
give「与える」という他動詞の過去分詞だから
“given”「与えられた」という『受身』の意味になります。

 

そして、

“a watch”が2語以上のグループ

の名詞になっているため、

 

過去分詞”given”が”a watch”という名詞に
後ろから修飾(後置修飾)されている
ことがわかります。

まとめ

今回は、

 

現在分詞と過去分詞の見分け方、
前置修飾と後置修飾の使い分け方のルール

 

についてご紹介いたしました。

 

少し例外はありましたが、
複雑なものはそこまでなかったと思います。

 

知識さえあれば、
すぐに習得できてしまう分野なのではないでしょうか。

 

現在分詞と過去分詞の得意・不得意は、
知っているか知らないかの差で決まってくると思います。

 

もし現在分詞と過去分詞が不得意な方は
何度でもこの記事を読み返してみてください。

 

今回は『分詞』がテーマだったため、
そのテーマに関連した重要記事を載せておきますね。

 

よかったら下記も参考にして見てください。

 

 

以上、現在分詞・過去分詞の解説は以上となります。

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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