フォニックスの基礎ルールをまとめてみた。発音法則を知り学習効率を上げよう

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どうも、タカツです。

 

今回は、前回のフォニックスの話の続きで、フォニックスの基本ルールについて解説していきたいと思います。

 

まず、フォニックスとは何かを軽くおさらいしつつ、今回のフォニックスルールについて重要事項をまとめていきたいと思います。

 

タカツくん
フォニックスで絶対に知っておかなければならないルールは多く分けて5つ。これさえ知っていればフォニックスの知識はかなりあると思っていいよ!

 

フォニックスとは?

 

そもそもフォニックスとは一体何なのでしょうか?

 

フォニックスを定義すると、アルファベットの並びから発音の仕方が変化するというルールです。

 

例えば、”sit”という単語はカタカナ発音に変換すると「シット」ですが、

 

sitの後ろにeがついて、”site”という単語になると、『サイレントE』というルールが働いて「サイト」という発音になります。

 

このルールについては後で説明しますが、要するに、

 

アルファベットの並びから発音方法を予測しようというものが、フォニックスなのです。

 

フォニックスのルールが分かれば新しく出てきた英単語の発音も理解できるようになります。

 

もちろんフォニックスには例外もあるので、フォニックスのルールが全ての英単語に当てはまるとは限りません。

 

しかし、フォニックスのルールを知っているとそこそこの英単語の発音の仕方がぱっと見で分かるようになりますので、学習効率もアップするものだと思っています。

 

フォニックスの勉強は賛成派と反対派に大きく分かれているのですが、その辺の話はこちらの記事を読んでいただけると幸いです。

 

 

フォニックス学習の重要性を理解した上で、早速フォニックスのルールについて解説していきます。

 

それでは見ていきましょう!

 

フォニックスで知っておくべきルール

 

フォニックスで知っておかなければならない基礎ルールは大きく分けて5つです。

 

フォニックス王道ルール

❶Short VowelとLong Vowel

❷サイレント(silent)E

❸子音連続

❹母音連続(二重母音)

❺母音+R

 

どれも重要なので、ぜひここで覚えていってください。

 

Short VowelとLong Vowelの違い

まず、Short VowelとLong Vowelについてです。

 

Vowelとは、日本語に訳すと『母音』という意味で、要するに、

「短い母音と長い母音があるよ」

ということを言っています。

 

Short Vowelの場合だと、母音はフォニックス読みになり、

a,i,u,e,oが
「アイウエオ」という発音になるのです。

 

それに対してLong Vowelでは母音はアルファベット読みになります。

 

なので、a,i,u,e,oの発音が

「エイ、アイ、ユー、イー、オー」

とアルファベット読みに変化します。

 

この違いをしっかりと認識できれば、次に説明する『サイレントE』の理解も容易になるはずです。

 

サイレントEという法則性

サイレントEとは単語の末尾にEがあるとき、

その一個手前の母音が“Long Vowel(アルファベット読み)”になる

ということを言っています。

 

さらにこの時、Eの発音はしません。

 

例えば先ほどれいを示した”sit”という単語。

 

これは末尾にeがないのでShort Vowelです。

 

よって、手前の母音iはフォニックス読みになって

「i=イ」

というような発音になります。

 

なのでsit(スイト)→『シット』という発音になるわけですね。

 

それに対して、sitの末尾にeがついたsiteの単語を見てみると、

 

これはサイレントEのルールが働いて、まずeの発音が消えます。

 

そして、その一個手前のiの発音はLong Vowel(アルファベット読み)になって「i=アイ」というような発音になるのです。

 

したがって、site(スアイト×)→『サイト』という発音になるのですね。

 

こんな感じで、母音の影響によって、発音のルールが結構変わったりするのでぜひ覚えておいてください。

 

子音連続

次に子音連続について解説します。

 

子音連続は、発音記号を学んでいる人にとってはそこまで難しくありません。

 

例えば、

c(フォニックス読みでク)とh(フォニックス読みでフ)が連続すると、ch「クフ」とはならずに全く別の読み方「チュ」になってしまします。

 

このような子音連続を何個か覚えなければいけないのですが、覚えるべき子音連続を列挙すると以下のようになります。

 

覚えるべき子音連続

・ch(チュ)

・sh(シュ)

・wh(ホ)

・ph(フ)

・th(ズ・ス)

・ck(ク)

・ng(ング)

 

これは残念ながら覚えるしかないのですが、よく出てくる並びが多いので、いったん覚えてしまえば後がかなり楽です。

 

そして、発音記号を勉強している人にとったら理解もしやすいでしょう。

 

発音記号の重要性については以下の記事にまとめているので、発音の勉強がまだな方はこちらもぜひ読んでみてください。

 

 

子音が連続すると、全く新しい発音が形成される。

 

これが子音連続の特徴です。

 

母音連続(二重母音)

 

フォニックスのルールにおいて次に重要なのが、母音連続です。

 

母音連続とは、boilのoiのように母音が連続することを言いますが、この母音連続には主に2種類のルールがあります。

 

母音連続のルール

❶母音が2つ並ぶと前の母音だけLong Vowelで発音

❷特定の2つの母音連続では新しい音を形成

 

まず、1つ目のルールについては、例えば”rain”について考えてみると分かりやすいと思います。

 

 

rainという単語は、真ん中にaiという母音連続がきてますね。

 

このとき、ルール❶が働きます。

 

ルール❶にのっとって考えると、『前の母音だけLong Vowelで発音』ということなので、iの母音の発音が消え、aの母音が『エイ』とアルファベット読みで発音することになります。

 

では次に、ルール❷についてみてきましょう。

 

ルール❷の場合、これは子音連続と同じような感じで考えていきます。

 

なので、特定の母音連続を記憶すればそれでオッケーというわけです。

 

特定の母音連続は、以下のイラストを参考にして頂けると分かりやすいと思います。

 

 

覚えるべき母音連続

・oo(ウッ・ウー)

・oi, oy(オイ)

・ou, ow(アウ)

・au, aw(オー)

・ew(ユー)

 

このイラストからも分かる通り、先ほどの”boil”という単語はoi=「オイ」という発音なので、boil=「ブオイル」→「ボイル」と発音することになります。

 

母音連続はルールが2種類あって複雑に思うかもしれませんが、学習の中で何回か復習すれば自然と覚えられます。

 

フォニックスの教材などを使って集中的に勉強していきましょう。

 

母音+R

 

それでは最後のルールです。

 

これは、ルール自体は簡単なのですが、発音が難しいので知識というよりは経験で理解していくのが重要です。

 

ブログなどのテキストで経験について教えていくのは少し難しいところがあるので、ここでは知識と勉強法について解説していこうと思います。

 

母音+Rのルール

・ar「(明るめの)ア〜」

・ir・ur・er「(暗めの)ア〜」

・or「オ〜」

 

のように、口を開けて母音を発音し、rの発音は舌を丸めて発する。

 

例えば、以下のイラストの”card”の発音を見てみましょう。

 

 

cardは、アルファベットの並びを見てみると、”ar”と、母音+Rの形になっていますね。

 

このとき、aとrの発音は両方発音されるのですが、少しrの発音が難しいです。

 

rの発音の仕方は、舌を口の周りのどこにも当てずに舌を軽く巻いて「〜」と発音していきます。

 

しかし、日本人はこの発音が結構苦手だと言われているので、rの発音自体は発音の教科書などを用いて学ばなければいけません。

 

発音の勉強法に関してはこちらの記事にまとめているので、よかったら参考にしてみてください。

 

 

Rの発音の仕方を発音の教材で学び、それからフォニックスの母音+Rのルールに当てはめてみましょう。

 

また、

母音+Rの母音の発音はShort Vowelになる

ので覚えておいてください。

 

今回の”card”の場合であれば、aが明るい「ア」のような発音になり、rで「〜」という感じになるので、”card”=「クア〜ド」→「カード」という発音になります。

 

フォニックスはどれぐらい勉強すべきか?

 

フォニックスの勉強は、個人的にはガッツリと何周も勉強する必要はないと思います。

 

フォニックス自体はルールや法則性を理解し、学習効率を高めるものであるので、フォニックスを完璧マスターしたからと言って、英語ができるようになるわけではありません。

 

英語学習の本質は、英語脳とかリスニングとかもっと別のところにあるので、ガッツリ勉強したいのであれば、そういうところをしっかり学ぶようにしましょう。

 

とりあえず、フォニックスに関しては基本的なルールならちゃんと知っていて、母音+Rなどの発音も音として理解できるというレベルまでできていたらOKだと思います。

 

あとは音声変化や、リスニングについて深く学んだり、英英辞典などを読んで英語で考える経験値を増やすようにしていってください。

 

フォニックスおすすめ教材(参考文献)

 

最後に、参考文献を載せておきます。

 

フォニックスの基礎を一通り学びたいのであれば、以下の教材で勉強するのが良いかと思います。

 

 

この教材は書き込んで覚えていくやり方なので、いちいちノートとか、赤シートとか無駄なものを使わずに覚えていくことができます。

 

最後まで書き込んでいけば
「全部やり切った!」
という達成感も得られますので、モチベーションアップにも繋がるでしょう。

 

一通りやるだけでもフォニックスがかなり理解できると思うので、フォニックスを学習したい人はぜひ使ってみてください。

 

それでは、今日はこんな感じで。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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