ディクテーションが間に合わないときに考え直して欲しい4つの事

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どうも、タカツです。

 

今回は、ディクテーションが間に合わない場合にどうすれば良いのかについて述べていこうと思います。

 

ディクテーションとは、リスニングで聞き取った英語を文字に起こしていく作業のことで、初心者には結構ハードルが高いです。

 

ある程度のリスニング力がなければ、ディクテーション学習はほぼ100%挫折してしまいます。

 

今日はディクテーション学習で挫折しそうな人たちに向けて、今やっている自分の勉強法が合っているかを確認するために、4つほど知って欲しい点をピックアップしてみました。

 

それでは見ていきましょう!

 

ディクテーションが間に合わない場合に確認すべき事

早速結論から言っちゃいますが、
「ディクテーションが間に合わない!」
と困っている人は、以下の4つの点を確認してみてください。

 

ディクテーションができない人が確認すべきこと4選

❶センテンス(文)ではなくパッセージ(文章)でディクテーションしていないか?

❷いろんなネイティブの音声を活用していないか

❸英語の発音知識が十分にあるか?

❹音声変化の知識を感覚的に理解しているか?

 

この4つのどれか1つでも抜けているものがあれば、ディクテーション学習は結構挫折します。

 

もちろん可能性の問題で、全く発音の知識がなくても一部の天才は感覚的に英語がスラスラ聞き取れる人もいます。

 

なのでこれらは全員に当てはまるものではないですが、少なくとも僕はこの4つを克服してディクテーションができるようになりました。

 

あなたも少しでも当てはまるものがあればぜひ改善してみてください。

 

センテンスではなくパッセージでディクテーションをしていないか?

 

1つ目は、
『パッセージでディクテーションしていないか?』
という点です。

 

パッセージとはいわゆる『文章』のことで、1パラグラフとか2バラグラフのような文の塊のことを言います。

 

説明だけだと分かりにくいので、1つ引用例を載せておきます。

 

・パッセージの例

Actually, colds are caused by many different viruses from several major viral families. Medical researchers know the viruses that infect human cells. They also know most of the symptoms we experience with a cold are caused not by the cold virus, but by the body’s attempts to defeat the virus. It is clear that the body’s immune system automatically counters the virus, and causes an inflammatory response. Therefore, to be able to limit the effects of the virus, we normally try to control the symptoms. As noted above, there are many cold viruses in the world, and once you get a particular virus, you become immune, which means later if the man sitting next to you suffers from the same cold virus you once had, you will still have immunity and won’t become sick.

 

めちゃめちゃ長いですよね。

 

この量を1文字1文字ディクテーションするとなると、結構集中力をようしますし、何度も再生するのが面倒です。

 

なので、このような大量の文の素材を使った教材を用いて、ディクテーションの勉強をするのはかなりハードルが高いと思います。

 

僕も昔、TOEICの過去問を使ってディクテーションをやった事があるのですが、ヒアリングの時間が長くて3日で辞めちゃいました。

 

それに対して、センテンスの場合だと次のような英文をディクテーションすれば良いわけです。

 

・センテンスの例

Actually, colds are caused by many different viruses from several major viral families.

 

パッセージの場合と比較にならないくらいめっちゃ短いですよね。

 

これくらいだったら初心者でもディクテーションを頑張れそうです。

 

ヒアリング時間が圧倒的に短いので音声を何度再生しても苦になりません。

 

しかもセンテンスだと、苦手な音を短時間で何度も聞き直す事ができるので、学習効率も圧倒的に高くなります。

 

パッセージでのディクテーションが難しい人はぜひセンテンスに変更して、ディクテーションを試してみましょう。

 

いろんなネイティブの音声を活用していないか?

 

2つ目は、いろんなネイティブの音声を使っていないかどうかです。

 

日本で売られている英語教材は、「ネイティブの音声が収録!」と謳っている教材が数多く売られています。

 

それ自体はすごく嬉しい事なのですが、実は『ネイティブの音声』といってもいろんな発音のものがあります。

 

大きく大別すると、『アメリカ英語』『イギリス英語』です。

 

アメリカ英語とイギリス英語は、結構発音とかアクセントが違います。
(もっと言えば、使われる英単語も違います)

 

例えばアメリカ英語では“letter”の発音がdやlよりの発音に変わるのですが、イギリス英語ではしっかりtを発音します。

 

このような違いから、今までイギリス英語を学んできた人がいきなりアメリカ英語でディクテーションをすると全然聞き取れなかったりするので注意しましょう。

 

アメリカ英語を学んでいる人はアメリカ英語のみに絞り、イギリス英語を学んでいる人はイギリス英語のみに絞る。

 

いろんなネイティブの音声をごっちゃにして勉強している人は、かなり学習効率が非常に悪いと言えます。

 

もっと具体化すればオーストラリア英語とかシンガポールなまりの英語とかいろいろあるのですが、アメリカ英語とイギリス英語の違いは絶対に意識してくださいね。

 

ちなみに以前、英語を勉強するならアメリカ英語とイギリス英語のどっちを勉強するべきかについてまとめた記事を書いていたので興味がある方は参考にしてみてください。

 

 

英語の発音知識があるか?

 

3つ目は、まあこれは当たり前ですが、発音の知識があるかどうかです。

 

発音って超大事なんですが、意外と日本は発音を重視した教育が行われていません。(笑)

 

英語って「ア」の発音だけで5種類ぐらいあったりして、50音しか知らない日本人が本格的に英語を勉強しても圧倒的に発音の知識が足りないんですね。

 

だから、

リスニングができるようになりたければ、絶対にまずは発音学習から入らなければいけません。

 

正しい音を認識する事がリスニング攻略の第一歩となります。

 

ディクテーションに躓いている人は「自分には発音の知識があるのか?」を一度再確認してみてください。

 

参考に、発音の重要性について述べている記事をいくつかピックアップしときました。

 

 

音声変化の知識があるか?

 

最後は『音声変化』の知識の有無です。

 

特にアメリカ英語の勉強をする場合だとリエゾンが結構激しかったりします。

 

アメリカ英語を習得するには音声変化の勉強は必須です。

 

発音も分かっているのにディクテーションができない人は、音声変化の知識が抜けている可能性があるので重点的に補填していきましょう。

 

音声変化(リエゾン)の特徴

・音が変わるもの

α:リンキング

β:フラッピング

 

・音が脱落するもの

γ:リダクション

 

特に、上記の3つ、

・リンキング
・フラッピング
・リダクション

の知識は重要です。

 

これらを集中的に改善するためには以下の「ニック式英会話:この英語、聞き取れるかな?」を視聴するのがかなり有効なのでこの際にぜひ視聴しておきましょう。

↓↓

おすすめのディクテーション教材

以上の点を満たしている人は、どんどんディクテーションにチャレンジしてみると良いでしょう。

 

そこで僕がオススメしているディクテーション素材を1つ紹介しておきますので、以下からディクテーションを始めようと思っている人はぜひ使ってみてください。

 

やっぱりTEDICTがおすすめ

 

僕が1番オススメしたいのはやっぱり『TEDICT』というアプリですね。

 

 

TEDICTは、TEDのプレゼン動画で語学学習をしようというようなアプリで、リスニング力を的確にアップさせてくれるツールだと思っています。

 

しかもTEDICTにはディクテーション機能があって、1センテンスずつに区切ってディクテーションする事ができるため、ディクテーション学習も非常に快適です。

 

TEDICTの詳細はこちらでまとめているので、よかったらこちらも読んでみる事をオススメします。

 

 

しかし、TEDのプレゼンは、プレゼンターの発音が結構聞き取りやすかったりします。

 

一般の日常会話で話される音声変化はもっと砕けているので、日常的な英語を学びたい場合はもっと別のアプローチが必要があるでしょう。

 

日常会話となると、やはり映画ドラマなどが素材として一番優秀なので、TEDICTの次にHuluなどを活用していくのが良いと思います。

 

Hulu公式サイトはこちら

Hulu

 

まとめ:ディクテーションが間に合わないときは、自分の勉強法を確認しよう

ディクテーションが間に合わなかったときに自分の才能の問題だと勘違いしちゃう人もいると思うんですが、

 

単に知識が抜けていたり、勉強のやり方が間違っている場合の方が多かったりします。

 

なので、まずは上記の事項4点を確認していただき、何か当てはまるものがあればとりあえず改善を試してみてください。

 

上記の事項が全てクリアしているのにディクテーションができないっていう人は、単に勉強量が足りない場合もあるので、量で攻めて何度も「失敗」を重ねながら対策を見つけ出して行きましょう。

 

それでは、今日はそんな感じです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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僕は大学2年の秋頃から
本気で英語を勉強し、
  1年でTOEICスコアを420点から955点
伸ばすことができました。

 

とはいえ、特別な才能があったわけでも
恵まれた環境で育ったわけでもないです。

 

もともとは勉強が嫌いで、
中学から英語を勉強してきたにもかかわらず、
大学2年までの8年間
何1つ成長しなかったダメ人間でした。

 

海外旅行では
誰にも喋りかけたりすることもできず、
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英語なんて
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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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